2008年3月30日日曜日

コフラックの登山靴


コフラックの登山靴。 30歳の時好日山荘で買ってから、これを履いていろんな山に登ってきました。槍、穂高、大雪山……金具がとれたり、底が割れたり、剝がれたり、何回も壊れましたが、その度に修理に出しました。新しい靴を買うよりも修理のほうが高くつきますが、何故だか捨てられず履き続けてきました。しかしもう限界です。皮がぼろぼろに割れてきて、足を固定できそうにありません。苦しい登り、爽快な尾根、嫌な雨中の山道、いつも一緒でした。残念ですが、いろんな思い出と一緒に捨てることにしました。長い間、ありがとう。

2008年3月29日土曜日

車が来た



娘が4年間の学生生活を終えて帰ってきました。4月から病院に勤めます。病院は山の中の広い敷地にあって環境がいいのですが、通勤に不便です。それで車を買うことになりました。乗りやすさと維持費のことを考えるとどうしても軽自動車になります。いくつかのディーラーを廻って検討した結果、ダイハツのミラに決めました。今日、ようやく納車されました。ピンク色で女の子向きです。早速乗ってみましたが、なかなか快適です。私の車はMTなので、ATはちょっと頼りない気がします。また、サイドブレーキがペダルなのも少し違和感があります。娘はペーパードライバーなので、十分練習を積んで通うことになります。

2008年3月25日火曜日

卒業式


娘の卒業式に出席しました。一人暮らしで苦労もし、人間関係に悩み、学業に打ちこみ、アルバイトで社会性を身に着けた4年間でした。女子学生の殆どが、着物、袴姿で式に臨んでいました。華やかで、にぎやかな雰囲気の中で、ふと自分の時はどうだったかと思いだそうとしましたが、ほとんど記憶に残っていないのです。勿論写真もありません。私は当日は旅に出ていて、式に間に合うように帰って来たのですが、学校は警官が取り巻いて、許可書が無ければ入れない状態でした。かすかに、リュックとキャラバンシューズを身につけて、住んでいた下宿へ歩いたことだけをぼんやりと覚えています。どうでもいいことは記憶に残らないようです。
娘たちの衣装を見ながら、普段着で出席し、晴れ着にかける費用を、途上国の子供たちに役立つことに使うほうが、よほど学んできた精神に合うものではないかと考えていました

2008年3月20日木曜日

ムサシの悪戯

何処へ行くのも一緒のムサシです。私達が出かけようとすると気配を察して玄関で待っています。リードを手にすると足をふみならして喜び、首輪に掛けるのを催促します。ドアを開けると一番先に飛び出していきます。置いてきぼりにされるのが何より嫌で、何処にでも付いて来たいのです。車の中で待たされることも多いんですが、それでも付いて来ます。
しかし昨日は妻が陶芸教室へ出かけるので、1人で留守番でした。よほど寂しかったらしく、妻が帰ってみると部屋中にビニール袋を引きちぎったのが散乱していました。この悪そうな顔を見てください。連れて行ってくれなかったことを怒っているのです。叱るとすぐにごめんなさいのポーズをするんですが、まるで子供の小さい時のようです。10歳にもなっているのに!!

2008年3月18日火曜日

九州の物産展



神戸そごうで鹿児島の物産展があるというので家内と出かけました。お目当ては焼酎「金次郎」。黒瀬杜氏の初代、黒瀬金次郎の焼酎の復刻版です。杜氏は息子の 黒瀬安光氏です。実は私の退職祝いに家内と子供たちで「魔王」を買ってあげようと相談していたらしいのです。以前、息子の下宿で底ったまりの「魔王」を飲んでこれは旨いと言ったのを覚えていたのでしょう。しかし、いかにもプレミア焼酎で、ブランド好きと思われるのが癪で、そんなに有名でない実質的な銘酒を探していたのです。数日前にこっそりそごうを下見、試飲をしてこれは旨いと確かめておきました。そこで、「魔王」はいらないから、「金次郎」を買ってほしいと注文したのです。当日は、杜氏の黒瀬安光氏ほか鹿児島酒造の阿久根営業所長牛之濱氏も見えており、醸造法や販売方針等、直接説明を聞いて購入しました。黒麹NK菌ゴールドという麹を用いて丁寧に作られたそうです。また、転売により価格が高騰しないように販売しているそうです。退職の日が待ち遠しいです。家内は大宰府の梅ケ枝餅を買っていました。

2008年3月6日木曜日

メロンパン


先日パンを頂いた妻の友人からメロンパンを頂きました。ご主人が作られたそうです。料理に関しては全て妻任せの私とは大違いです。早速頂きました。店で売られているのではなくて、小さい車でメロンパンを焼いて販売しているのがありますが、そこで売られているパンのようです。大量生産ではない、手作りの味がします。商品が目まぐるしく現われては消えてゆく中で、メロンパンは、あんパンと同じくずっと昔からあり、いまだに人気が衰えない超ロングセラーです。昔はコルネと言って巻貝の形をしてクリームやチョコレートがつめてあり、蝋紙をペタンと貼り付けたパンがありました。また、富士山のような形をした甘食というのもありました。今ではあまり見かけませんが、そんなことを思い出すと懐かしい昔の思い出に浸ることができます。

2008年3月4日火曜日

ほねっこ販売再開


不当表示で販売を自粛していたサンライズの「ほねっこ」の販売が再開されました。ムサシはこの日を心待ちにしていたのです。この間、他のおやつをいくつか与えましたが、やはり「ほねっこ」には及びませんでした。品質に問題があったわけでなく、白身魚、トウモロコシの澱粉等が原材料なのに、「ささみ」と表示していたのを咎められたのです。でも見るからに骨に似せて作ってあるので、私はてっきり骨粉が主原料かと思っていました。ムサシにはおまけとして、本物のボーン(骨)も買ってやりましたが、硬くて手に負えず、偽物の骨のほうが好きなようです。

桃の節句




雛祭り。夫婦とムサシだけですが、今年も雛人形を飾りました。夕食は今が旬のいかなごの新子の生姜二杯酢、カレイの煮付け、菜の花のからし和え、ちらし寿司、蛤のお吸い物。ささやかな桃の節句の食卓です。季節ごとの行事を妻はなかなか省くことができません。体調が悪い、やる気が出ないなどとぐずぐず言いつつも、ゆっくりマイペースで準備しています。節分の寿司を巻きながら、雛人形を飾りながら、兜を出して菖蒲を生けながら、クリスマスの飾り付けをしながら、遠くで暮らす子供たちのことをいつも思っているのでしょう。そのせいか、量の調節ということができません。作りすぎてしまうのです。というわけで私の今日の弁当がちらし寿司であることは言うまでもありません。

2008年3月3日月曜日

綺麗な貝


ご近所から綺麗な貝を頂きました。ホタテのような二枚貝ですが、貝殻の裏側が黄色、紫色、桃色、青色など、とても綺麗な色をしています。緋扇貝というらしいのです。ナイフでこじ開け、中のピンク色をした身はバター焼きにしました。新鮮なのでとても美味でした。こんなに美味しい貝を食べたのは久しぶりです。ネットで調べると、ホタテと違って愛媛や大分などの南の海で採れる貝のようです。貝殻がとてもきれいなので、捨てるのは忍びなく、何かに細工しようと思っています。それにしても、同じ海の底にいるのに、こんなにいろんな色に変わるなんて、自然の営みは不思議ですね。

2008年3月1日土曜日

いかなごのくぎ煮



一昨日いかなご漁が解禁になりました。3月の初旬になると、いかなごの新子が水揚げされますので、これを醤油、味醂、酒、砂糖、生姜等を入れて佃煮にするのです。古釘の様に煮上げるので「くぎ煮」といいます。これは瀬戸内の神戸、明石を中心に行われている春の風物詩です。この地域以外ではあまり見たことはありません。それぞれの家庭の炊き方、味があります。今頃の季節になると、家々からいかなごを煮る匂いが漂って、春が来たことが感じられます。新鮮なうちに、少しでも早く煮上げないと上手くいかないので大変です。我が家も今日早速炊きました。今年は旨く炊けました。