自分の手で育ててみたかったのです。手伝いはしましたが、自分で育てたことはなかったのです。田舎で育ったことが影響しているのでしょうか。
最初の年はジャガイモがビックリするほど採れました。玉ねぎも大きな段ボールにいっぱい採れました。夏野菜はトマト、ピーマン、キュウリ、ゴーヤ、茄子、冬瓜、瓜、冬野菜は白菜、大根、カブ、人参を栽培し、また他人と比べられないように、ウコン、生姜、ヤーコン等他の人が作らないものにも手を出しました。野菜を作っていると、一度に沢山採れます。ご近所にお裾分けしたり、いろんな料理のバリエーションを考えたりと家内も大変でした。
全部手作業なので、鍬で耕すのが一苦労。夏の暑い時期は水をかけないと可愛そうなので、早朝や、勤めが終わった夜に通ったこともあります。思い出は尽きません。畑仕事を一人でするのは辛いものです。休みと言えば畑、レジャーを楽しむ訳でもなく家内も良く付き合ってくれました。
また、ムサシを連れていくことが多く、ムサシも畑では寛ぐのかバッタを捕まえたり、穴を掘ったりと楽しそうにしていました。
しかし、畑があると土、日曜の大部分が畑にとられてしまい、ギターを弾いたり、工作をしたりする時間がなくなってしまいます。あまり多くのことに関わるより、ゆったりした時間を作ろうと思い畑を思い切りました。
一番下の写真はター菜です。中国野菜の一種で畑ではべたっと地面に張り付いているのですが、切り取ると丸まってマリ藻のようです。水に漬けると一層丸くなります。面白い野菜です。
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