2015年9月25日金曜日

酔芙蓉とブルージンジャー

庭の酔芙蓉が咲きました。



朝は真っ白な花を開きますが、昼頃にはほんのり紅が指したように、夕方には鮮やかなピンクに染まります。まるでお酒に酔った人のようです。毎年秋に枝を切って、ほとんど丸坊主のように剪定するのですが、夏になるとどんどん枝を伸ばしてきます。すごい生命力です。






先週まで日除けをしていたので見えなかったのですが、外すと目の前に被さるように繁っています。しばらくは風流を楽しめそうです。

ハワイ土産のブルージンジャーが花を付けました。ジンジャーという名がついていますが、つゆ草の仲間です。



白い花を咲かせるジンジャーは昨年球根を植え直したので、今年は花が少ないのです。毎年沢山の花を咲かせるのですが、ちょっと寂しい気がします。それでもやっと咲いた花をムサシの写真の前に飾りました。芳香を放ってくれます。



他にもイエロウジンジャーや極楽鳥花もありますが、まだ今年は花を付けません。来年に期待します。



2015年9月23日水曜日

アシナガバチ、哀れ…

今年の春、部屋の横のモミの木に一匹のアシナガバチが巣を作り出しました。窓のすぐそばなので良く見えます。網戸があるので危険は無く、観察するのに最適です。一日中、一生懸命に巣を作っていました。


しばらくすると蜂が数匹に増え、巣もどんどん大きくなってきました。家人は早く殺虫剤をかけて退治しろと言いますが、懸命に働いている蜂を見るととてもそんなことは出来ません。頑張れ!と応援していました。


巣の直径が15センチくらいになるとそれ以上は大きくせず、子供を育てることに転換したのか、巣に寄りつく蜂が日々に多くなってきました。朝、日が昇ると巣の上に出てきて羽をはばたかせ元気に活動を始めます。飛び立っては、口に何かを咥えて戻ってきます。すると巣で待っていた蜂がそれを受け取り、巣の中に運び入れます。一日中働いて、暗くなると巣の下に集まって休みます。


10日ほど前のことです。あんなに活動していた蜂の姿が全く見えないのです。その時、アシナガバチの3倍ほどもある大きな蜂が、アシナガバチを咥えて飛び去っていくのを目撃しました。スズメバチです。アシナガバチの天敵です。


おそらく女王蜂を襲って捉えてしまったのでしょう。それ以来、その巣にはアシナガバチは戻ってきません。アシナガバチはスズメバチにかかると何も抵抗できないと書いてありますが、そのとおりです。


巣を襲うスズメバチ
いまは空っぽになった巣を見て、動物の生存争いの厳しさを思い知らされています。それにしてもアシナガバチが可哀そうです。どこか別の場所で営巣して冬になるまでに女王蜂を育ててくれればと思っています。





2015年9月18日金曜日

御影公会堂

御影公会堂、懐かしい建物です。



 46年前、私の最初の勤務先が神戸市外国語大学だったのです。大学から石屋川を下ってゆくと左岸に古びた公会堂がありました。私の友達がこの近くのアパートに住んでいたので、時々そこへ寄っていました。




きょう、家内と娘と一緒に公会堂に行ってみました。この公会堂の地下に食堂があって、洋食を提供しています。



この食堂の名物はオムライスです。私はあまり洋食は好まないのですが、家内が、高齢のコックさんが辞められる前にぜひ食べておきたいというのでお供しました。



ロビーには地元の酒蔵の酒の見本が並んでいました。瀧鯉も並んでいました。学生時代に酒蔵にアルバイトに行っていたのです。懐かしい。



オムライスはふんわりとした卵が巻かれていて、絶品のトマトソースがたっぷりと掛けてあります。美味しくいただきました。




古びた食堂ですが、テーブルや椅子、調度品がいかにも前時代を感じさせ、一昔前にいるような雰囲気を感じさせます。いつまでも、この建物を残して置いてほしいものです。










2015年9月3日木曜日

ディアハンター

映画ディアハンターが深夜放映されるというので録画し、昼間ゆっくりと鑑賞しました。ずっと前からこの映画を見たいと思っていたのです。

ベトナム戦争に駆り出されたアメリカの若者3人が心身ともにズタズタに引き裂かれてゆく様子を画いた映画です。


この映画のテーマ音楽が「カヴァティーナ」でジョン・ウィリアムスがギターを弾いています。いろんなギター奏者によって演奏されている名曲です。私も練習していますが、なかなか難しく、上手く弾けません。



音型はシンプルですが、それゆえに一つ一つの音を綺麗に響かせることが大事です。また、メロディーを和音の部分から浮き出して弾くのはかなりのテクニックが必要です。



途中の何とも言えないような不安でやり場のないような和音と、そこから抜け出たホッとするような和音を引き分けるのも難しいのです。


多くの奏者によって演奏されていますが、私はジョン・ウィリアムス、イョラン・セルシェルの演奏が良いと思います。私のギターの先生の金谷幸三さんもアンコールによくこの曲を弾かれます。金谷先生のカヴァティーナも非常に良い演奏です。