2019年10月6日日曜日

散歩の途中にアケビとムベ


散歩の途中で、蔓にぶら下がっている繭の様な実を見つけました。アケビです。春にピンク色の可愛い花が咲いていましたが、実をつけたのです。

アケビ
緑の丸い小さい実がだんだん大きくなり、俵型になり、色も茶色くなってきました。毎日の散歩の途中、その変化を観察してきました。もうすぐ割れて白い果肉が見えることでしょう。


子供の頃は田んぼの横の山でアケビを見つけ、その実を食べたものでした。ちょうど稲刈りの頃です。学校から帰って来ると○○の田んぼに行っているとメモがあるので、手伝いに行ってアケビや柿を食べるのが楽しみでした。


その頃は今のように菓子は豊富ではなかったのです。蒸かしたさつま芋が置いてあるくらいでした。アケビはバナナの様な味ですが、種が多くてそれをプッと飛ばしていました。


散歩の途中に見つけるアケビはミツバアケビです。アケビは葉が5葉ですが、ミツバアケビは3葉です。子供の頃のアケビは葉が何枚だったか思い出せません。


ムベ
数年前から、散歩の途中にアケビとよく似た実を見つけました。最初はアケビだと思っていたのですが、熟すと赤紫になりますが実が割れません。それに葉がアケビと異なります。


図鑑で調べるとムベでした。「むべなるかな」ということを言いますが、そのムベです。昨年は沢山実をつけていましたが、今年はほんの少しです。アケビは食用になりますが、ムベは美味しくないのです。種だらけです。


身近な所にアケビやムベが生育しているとは、私の住んでいる所は自然豊かな所だということです。私にとっては、便利さを犠牲にしてもこの方が好ましいのです。

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