2020年1月19日日曜日

厄神祭り

1月19日は多井畑厄除八幡神社の大祭日です。多井畑厄神は我が家から徒歩15分ほどの距離にある神社です。この神社に隣接している奥須磨公園には、毎日のようにアグリの散歩に来ています。


厄神祭には子供の頃の思い出があります。加東市河高の厄除八幡神社は小高い山の上にありました。厄の人がお金やお餅を岩の上から投げて、子供たちがそれを拾うのです。その日は学校も休んで、朝早くから誘い合って出かけます。


途中には沢山の露店が並び、今では考えられないような怪しげな店も出ていました。刀で自分の腕を傷つけて、秘薬を塗るとあっという間に治ってしまうのです。いわゆるガマの油売りです。


又両替所も設置されていて、投げるお金を小銭に両替してくれます。土地の大人たちは社務所に詰めてお札や御守を売ったりしていました。


途中で家人がお弁当を持って来てくれ、筵の上で食べるのが楽しみでした。山の上で寒い一日を過ごし、家に帰って拾ったお金を数えるのが喜びでした。お小遣いになるのです。


子供がお金を拾うことに批判もあったようですが、永く引き継いできた伝統行事です。淡路島ではもっと盛大にお金を撒く神社があると聞きました。



多井畑厄神は田舎のようにお金を投げて、それを拾ってもらうのではなく、半紙で作った人形(ひながた)に名前を書き、それを水に流すことで厄を落とすというのが特徴です。厄除神社にもいろんな工夫と伝統があるのです。


多井畑厄神は日本最古の厄除八幡神社と称しているからか、大祭の日は大変な人混みで混雑します。特に今年は日曜です。


人混みの中に行くとアグリも興奮するし、インフルエンザをうつされたりするのも嫌なので、早朝にお参りしました。参拝者も少なくてゆっくりお参りできました。


今年一年、息災で無事に過ごせますように。






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