北陸地方では寒い冬にかぶら寿司というものを作ります。かぶらに鰤の切り身を挟み、麹に漬け込むのです。いわゆる「馴れ鮨」の一種で、素朴な郷土料理です。
以前北陸を旅した時、かぶら寿司を食べてその美味しさに感動しました。寒い日が続く今日この頃です、自分でも作ってみることにしました。
まず、かぶらを適当な大きさに切って、鰤を挟む切り目を入れ、塩漬けします。私は3日漬けました。重しには1升瓶を使いました。水が上がってきます。
次にもち米とうるち米半々のご飯を炊いて、麹を混ぜ込んで半日ほど暖かくして発酵させます。ここで失敗したのです。炊飯器の保温機能を使ったのですが、温度が上がりすぎて湯気が立っていました。おそらく麹菌は死滅したと思います。
改めて麹を買い直し、追加しました。ご飯を麹で発酵させる以外は、簡単な作業です。家には炬燵が無いので、毛布にくるんでファンヒーターの前に置いていました。
鰤を塩で締め、酢に漬けたのを挟むのが本物なのですが、自信が無いので鯖の生寿司で代用することにしました。上手くいけば、来年は本格的に鰤に挑戦するつもりです。
数日前から準備をしていたので1時間ほどで漬け込みました。
これで4~5日漬け込めば美味しいかぶら寿司が出来上がるはずです。この週末が楽しみです。
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