
今日帰宅するとテーブルに秋のオブジェがありました。一昨日農業公園で拾った果林と葡萄です。どちらも食べようとして果たせなかったものですが、別の役割もあるものです。秋を感じさせてくれます。季節を感じる物に出会うと、なんだか懐かしい気持ちになるものです。
金木犀の香り、窓の外に枯葉がひらひら……。いい雰囲気ですが、我が家の庭の木はモクレン、こぶし、酔芙蓉で、葉っぱは大きく、ぼてっと落ちますのでそんな雰囲気は味わうことができません。果林の香りが部屋を満たしてくれ、香りでも秋を味わいます。




妻の友人からパンを頂きました。ご主人が焼かれたものです。これまで何度も手作りパンを頂いていますが、そのたびに上手になられているのがわかります。最近ではパン屋さんで見つけることが珍しいようなパンも手作りされています。今回頂いたのは全粒粉パンです。小麦の粒を種皮であるふすまや胚芽等を取らず粉砕し粉にしたもので、色は薄褐色をしていて少しざらつきがあります。白くて柔らかいパンに慣れている私にはその食感、色、香りすべてが新鮮でした。バターを塗って、生ハムと 黒ウリのスライスを挟んで食べましたが、大変味わい深いものでした。このパンは、甘いジャム、マーマレード等をつけるよりも、チーズや肉等蛋白質を挟んで食べるほうが向いているように思います。
以前、F1は予定の形質をもった世代ができるが、F2は親とは似ても似つかないものができるという畑の大家さんの話を書きましたが、我が畑にも変なF2ができました。これは黒ウリです。右側のが本来の黒ウリの形ですが、左側の黒ウリはヒョウタンのようにくびれて、とても同じ親から生まれた者とは思えません。このような形の黒ウリが全体の1/3ほどできました。私は黒ウリは珍しい野菜なので、自家採取して育てました。今年の種は、数年前に採取した物ですが、その年は隣にヘチマを植えていました。花粉が混じるのはもっともなことで、この変な黒ウリはヘチマの形質を受け継いだのかもしれません。外見は変ですが、中身は普通の黒ウリと変わりなく美味しく食べることができました。