2008年9月4日木曜日

パン本来の味



妻の友人からパンを頂きました。ご主人が焼かれたものです。これまで何度も手作りパンを頂いていますが、そのたびに上手になられているのがわかります。最近ではパン屋さんで見つけることが珍しいようなパンも手作りされています。今回頂いたのは全粒粉パンです。小麦の粒を種皮であるふすまや胚芽等を取らず粉砕し粉にしたもので、色は薄褐色をしていて少しざらつきがあります。白くて柔らかいパンに慣れている私にはその食感、色、香りすべてが新鮮でした。バターを塗って、生ハムと 黒ウリのスライスを挟んで食べましたが、大変味わい深いものでした。このパンは、甘いジャム、マーマレード等をつけるよりも、チーズや肉等蛋白質を挟んで食べるほうが向いているように思います。

パンがいつ頃から焼かれるようになったのかは知りませんが、おそらく最初は小麦をそのまま臼で挽いて粉にし、発酵させて土や煉瓦の窯で焼いていたのではないかと思います。それが時代とともに洗練されてきて精白した小麦粉を使った白くて柔らかいパンが主流になってきたようです。全粒粉パンはパンの原型といえるのではないかと思います。ご馳走様でした。

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