萬福寺 |
宇治川の畔の茶菟里という料亭での食事と、福寿園でのお茶が予定されていました。
せっかく宇治へ行くのだから、朝早く出て黄檗山萬福寺へ参拝しました。萬福寺は黄檗宗の総本山で、座禅と普茶料理で有名ですが、私は以前お世話になった住職のことが気になっていたのです。
木魚 |
私が神戸市へ就職して最初の職場だった神戸市外国語大学の学長だった林雪光さんです。布袋さんのような体格の学長さんで、包容力のあるゆったりした方でした。宇治の日本酒を事務局へ届けてくださったり、卒業証書を宇治の手漉きの紙で調製したり、色々と気を配られていました。
受付の若い女性に聞いてもよく解らないというので、朱印を書いておられる年配のお坊さんに尋ねると、林先生は法林院の住職で、17年前に亡くなられ、後は息子さんが継いでおられるとのこと。塔頭の一つである法林院を尋ねて45年前を偲びました。
平等院鳳凰堂 |
茶菟里で上品な日本料理と昔の仲間との会話を楽しんだ後、裏手の宇治平等院を参拝しました。
世界遺産というので期待していったのですが、鳳凰堂も数年前に改修が終わり、朱泥の色が鮮やかで、真新しい寺院の様で期待を裏切られました。それでもミュージアムに展示されている複製を見て、平安朝の美意識の高さには感動しました。
鳳凰 |
福寿園で自前でお茶をたてて頂きましたが、初めての経験でした。女性は結婚前にお茶やお花の修行をするらしいのですが、普段の生活でも活かせば良いのに。
黄檗山から三室戸寺を経て宇治まで歩いたので今日は20,000歩を超えていました。少し歩きすぎですね?
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