我が家でのパディ |
パディです。ムサシが元気な頃はときどき散歩で会っていた雌の柴犬です。昨年の末に寝たきりになり、病院でも残念ですが寿命ですと言われたそうです。縁あって3月から週二日、ご家族の留守の間のお世話をすることになりました。
お世話をするといっても、パディは動けないので、褥瘡にならないように時々向きを変えたり、抱っこしたり、おやつやミルクを与えたりするだけなのですが。
最初は恐る恐るで、ご家族の留守に異変があったらどうしようと不安でした。しかし慣れてくると、パディも呼び掛けに反応するようになり、その生命力に喜んだり驚いたりの日々でした。火、木の午後にパディが来るのが待ち遠しくなってきました。
お世話は家内がしていましたが、時々私もパディを抱いて身体の温もり、鼓動を愛おしく感じていました。
暑い夏を乗り越え秋になると、11月に18歳の誕生日を迎えられるのではと期待していたのです。しかし11月6日の深夜ご家族に見守られ旅立ってしまいました。
懸命に生きたパディ。本当によく頑張りました。
その後しばらくは、家内は火、木の午後になると、パディがやってくる錯覚にかられ涙していました。
ご家族からパディとの思い出を綴ったアルバムを頂きました。お子さん達が幼少の頃から、成長してゆく過程のパディとの思い出が詰まっています。コロコロの幼犬のパディが成犬になり、老いて介護が必要になるまでの思い出が綴られています。
犬は人間が80~90年生きるところを17~18年で通り過ぎてしまいます。犬がこんなにも愛おしいのは、生まれてから亡くなるまで、人生の縮図を見るからでしょう。
アグリとの生活もスタート地点です。最後のゴールまで一緒に歩みます。