アグリと散歩の途中で、道路横の植栽にクチナシの実が赤く熟しているのを見かけました。昔から路傍の木に実がなっているのを見つけると、採らなくては済まないのが私の悪い癖です。
クチナシは初夏にかけて白くてきれいな花が咲きます。良い香りを放ちます。ちょくちょく摘んでは持ち帰り活けていますが、すぐにダメになってしまいます。
クチナシには一重と八重がありますが、八重の方は実が付かないようです。しかし、私は一度だけ八重のクチナシに実が付いたのを見たことがあります。勿論収穫しました。大きかったです。
クチナシの実は山梔子と呼ばれ、漢方薬の原料ともなっています。また、田舎では沢庵を漬ける時や、栗きんとんを作る時などによく使っていました。家内も栗きんとんの色出しに購入していました。
今の家に越して来てからは、公園や道路わきの植栽にクチナシが植わっており、毎年今頃になると収穫していました。季節ごとの楽しみの一つです。個人の所有ではないので、誰からも咎められません。
今日も散歩の途中に少し採って帰りました。赤みを帯びた黄色い色をしていますが、乾燥すると黒っぽい茶色になります。乾燥させると何年にもわたって保存できます。
保存していたクチナシの写真を載せておきます。左の小さいのが近所で収穫したもので、右の大きいのは購入したものです。乾燥してもこれだけ大きいので、生の時はどんなに大きかったのだろうと思います。販売用として特別な育て方をしているのかな?
クチナシでカレーのご飯を黄色く色づけると、エスニックな雰囲気になります。孫達が喜びます。年末にはおせちにも使います。これをサフランで染めるとなると、大変だろうと思います。日本には身近な所に、良い染色料があるのです。
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