夏になれば子供の頃は昆虫採集に夢中でした。蝉、バッタ、トンボなどを捕まえて夏休みに宿題に提出したものです。その頃は図鑑もネットも無く、名前を正確に調べることなど出来ませんでした。「らんまん」の槙野万太郎とは大違いです。
近くの公園に行ってカブトムシを捕まえて飼っています。娘と孫が冬を越させた雌のカブトムシのために雄を捕まえてやりたかったのです。公園のクヌギやコナラの樹で樹液を吸いに集まってきたカブトムシを捕まえるのです。昼間に樹液が出ている樹を見つけておき、夜に出かけて行きます。雄3匹、雌2匹の計5匹捕まえました。
トラップ(罠)を仕掛けると良く採れるというので作って仕掛けました。バナナと焼酎と砂糖を混ぜてペットボトルに入れて、樹に括りつけておきました。成果はゼロです。やはり人工物よりも天然の樹液の方が美味しいのでしょう。
10年ほど前になりますが、ご近所の方から頂いたつがいのカブトムシを増やして40匹以上飼育していたことがあります。毎日の餌やり、マット交換が大変でした。それでも卵から幼虫に孵化し、さなぎになり、成虫に変身してゆくのを観察するのはとても面白かったのです。
大人が虫を見て楽しんでいるよりも、子供達を喜ばせてやろうと、幼虫を区役所を通して児童館に寄贈しました。子供達からカブトムシが孵ったと絵手紙を頂いて嬉しかったのを覚えています。
虫を怖がらず元気よくカブトムシ取りに出かける孫娘、今年の夏もこのカブトムシを飼育して卵を産ませ、来年の夏にまたカブトムシとして出てくるのを楽しんでくれると嬉しいのですが…。
0 件のコメント:
コメントを投稿