息子が屋久島の宮之浦岳に登って来たといってお土産を持ってきてくれました。息子は毎年夏休みを取って北アルプス、南アルプス、空木岳、飯豊連峰と、テントを担いで登っているのですが、今年はずっと雨が続いていて縦走できる日が無かったのです。親としてはほっとして安心なのですが、息子としてはせっかく山へ行くために休暇を取った時期に山へ登れないのは、断腸の思いだったのでしょう。
晴れている山は無いかと探して見つけたのが屋久島だったのです。急に思い立って出かけたようです。屋久島は大隅半島の南60キロにある500㎢の小さな島ですが、島全体に美しい自然が残されています。樹林帯が広がりその中にある屋久杉で有名です。
息子は無人の避難小屋で泊まって、宮之浦岳(1936m)を縦走してきました。洋上アルプスです。一度は行ってみたかった山だったそうで、北アルプスへ行けない今年がチャンスだと思ったのでしょう。
私も若い頃友人たちと一緒に旅をしたことがあります。青い海が広がり少し山に入ると奇岩や大きな樹木が林立していて観光客で賑わっていました。しかし、息子の話だと今ではマリンスポーツが出来る種子島の方が若者には人気があるのだそうです。屋久島は観光より定住して自然の中で暮らす島だということです。
お土産を頂きました。屋久島で醸造された焼酎の「三岳」とたんかんジャムです。たんかんは屋久島名物の柑橘類です。冬の果実なので今の時期はジャムです。無事に帰ってきてくれたのが何よりでした。山の話をしながら一緒に夕食を楽しみました。三岳は屋久島を思い出しながら頂きます。

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