アグリとの 散歩の途中、高倉台のある家の玄関先に画集が回収ごみとして出されていました。勿体ない!私も家内も同時に同じことを思ったのです。絵画が好きな家内は、その場を立ち去りがたく佇んでいました。捨てられるなら欲しい。回収の時間が迫っています。
意を決してチャイムを鳴らしました。奥さんが出てこられて、事情を話すと、宜しかったら是非持って帰ってほしいとのこと。資源回収に出すのは忍びない。貰ってもらえる人がいたら嬉しい。大事に保管していたが、終活の一環とのことでした。重たいからとキャリーカートも貸していただきました。
キャリーカートに積んで家に持ち帰りました。集英社のアート・ギャラリー全21巻です。1985年発行の美術画集です。抜けている卷もありますが、今となっては貴重なものです。家内が絵が好きで、よく美術展に行っていましたが、近ごろはめっきり外出も減り、テレビで「日曜美術館」を楽しみに見ています。思わぬ出会いに大喜びです。
犬も歩けば棒に当たるという諺がありますが、こんなこともあるのですね。「捨てればごみ、生かせば宝」とはよく言ったものです。パッカー車に描かれた小学生の標語です。これから時間を見つけて楽しいひと時を過ごすことが出来ます。有難うございました。



















