2025年12月13日土曜日

捨てられていた画集

アグリとの 散歩の途中、高倉台のある家の玄関先に画集が回収ごみとして出されていました。勿体ない!私も家内も同時に同じことを思ったのです。絵画が好きな家内は、その場を立ち去りがたく佇んでいました。捨てられるなら欲しい。回収の時間が迫っています。

意を決してチャイムを鳴らしました。奥さんが出てこられて、事情を話すと、宜しかったら是非持って帰ってほしいとのこと。資源回収に出すのは忍びない。貰ってもらえる人がいたら嬉しい。大事に保管していたが、終活の一環とのことでした。重たいからとキャリーカートも貸していただきました。



キャリーカートに積んで家に持ち帰りました。集英社のアート・ギャラリー全21巻です。1985年発行の美術画集です。抜けている卷もありますが、今となっては貴重なものです。家内が絵が好きで、よく美術展に行っていましたが、近ごろはめっきり外出も減り、テレビで「日曜美術館」を楽しみに見ています。思わぬ出会いに大喜びです。


犬も歩けば棒に当たるという諺がありますが、こんなこともあるのですね。「捨てればごみ、生かせば宝」とはよく言ったものです。パッカー車に描かれた小学生の標語です。これから時間を見つけて楽しいひと時を過ごすことが出来ます。有難うございました。



2025年12月11日木曜日

エンドウの定植

エンドウ豆の苗を育てていたのですが、今日畑に定植しました。スナップエンドウと絹さやです。最近はスナップエンドウが人気ですが、昔ながらの絹さやも捨てられません。

2週間ほど前にカラスの被害に遭いました。朝玄関を開けると、カラスが3羽、ポット苗を突いています。 こらっと大きな声を出すとバタバタと山の方へ飛んで行きました。大切に育苗していたポット苗を突いて食べていたのです。遅くに種を撒いてまだ芽が出ていないポットも、掘り返して種を食べていました。


ごみステーションがカラスに荒らされるのはよくあることです。黄色いネットを掛けて防いでいます。それでもすきまから生ごみを引っ張り出して散らかしています。


近くの林や山には柿が沢山実をつけているのですが、そこへ向かわず畑のポット苗まで食い散らかすとはとんでもないことです。しかし、被害に遭ったのはスナップエンドウの方で、絹さやの苗には手を付けていませんでした。偶然なのか、スナップエンドウの方が美味しいのか?

今年も沢山採れて、ご近所に届けました。来年の4月頃には白い花が咲き、沢山実をつけてくれると思います。収穫までの期間が長いですが、それも家庭菜園の楽しみです。






2025年12月3日水曜日

これは生姜の花?庭木の剪定

 生姜を堀上げた時に蕾のようなものを見つけました。ネットで調べると、生姜の花はとても稀なもので、生姜を栽培している農家の方でも一生に一度見ることが出来るかどうかというほど珍しいものだそうです。蕾を切って花瓶に挿しておいたところ、なんだか花のようなものに変ってきました。

これは生姜の花に違いないと喜んでいます。貴重な経験です。何か良いことの前兆なのではないか。中国では瑞祥と言って鳳凰や麒麟が現れると言います。


夫婦二人のささやかな生活にそんな大変化が起きるとは思えません。今年の夏は異常に暑かったので、生姜も通常ではない発育をしたのでは?何はともあれ、吉兆ということにしておきましょう。何か良いことが起こりますように。


今日は植木の剪定をしました。庭には木蓮、コブシの樹とウバメガシの生垣があるのですが、住宅で囲まれているため、日光を求めて上へ、上へと延び、大変な繁り様です。例年は葉が落ちない時期に枝を掃うのですが、今年は剪定した枝葉を持ち込む落合クリーンセンターが休止していたためこの時期になりました。



葉はほとんど落ちて枝ばかりになっているので剪定はしやすいのですが、落ち葉の量が尋常ではなく大変な量です。これを運ぶのはトラックが無いと無理です。そんなわけで枝はプリウスに積んでクリーンセンターに運び、葉は発酵させて腐葉土にするつもりです。方法はネットで調べます。



庭はずいぶん綺麗になりました。ご近所は植木屋さんが入って剪定をし、後処理まですべてしてくれ便利ですが、私の主義とは異なります。自分で出来ることは自分でする。何とかなるものです。お疲れさまでした。

2025年12月1日月曜日

アグリの命日

 11月25日はアグリ(先代)の命日でした。7年しか生きられず、最後の数年は持病(腸疾患)との戦いでした。私なりにフードを変えてみたり色々試しましたが、結局は動物病院の先生の治療に任せるしか仕方がなかったのを、今でも悔やんでいます。

お腹が痛くなっても家の中で粗相をすることは一度もなく、夜一緒に寝ていてもドアのところに行ってカリカリとドアを掻いて知らせます。私も着替えて外に連れてゆきます。公園の土のある所まで我慢して、そこで水のような便をします。我慢していたんだろうと思うと余計いとおしくなります。



それから2年間、もう一度柴犬と一緒に暮らしたいという気持ちが常にありましたが、あんな辛いことはもうこりごりだという気持ちが勝っていました。しかし今の子犬を見たときから我慢できなくなり迎えてしまいました。息子夫婦の理解が後押ししてくれたのです。


もっと呼び続けたい名前「アグリ」を引き継ぎました。先代と違って女の子です。最初会った時はおとなしくて頼りなさげでしたが、今では先代以上に活発に走り回っています。先代の命日にはご近所の方から綺麗な花束を頂きました。いつまでも覚えていてくださったのです。有難いことです。


この記事も命日の日に書こうと思いましたが、辛くて出来ませんでした。今のアグリが先代が出来なかった歳を超えて生きてくれますように。私達もその間元気に暮らし、息子達に引き渡す日を出来るだけ先に伸ばすようにしなければ…。


2025年11月18日火曜日

干し柿作り

 ご近所から渋柿を沢山頂きました。西区の岩岡に親戚が住んでおられ、季節ごとにいろんな野菜を頂きます。有難いことです。


渋柿にもいろんな品種がありますが、縦に長い、いわゆる干し柿用の品種です。私は大喜びです。干し柿は大好きだし、それを作るのも懐かしい思い出です。子供の頃をを思い出します。

干し柿にするには、へたのところにT字型の枝を残して切り取るのですが、まっすぐに切ってあって吊り下げるのが難しいのもあります。頂いたものですので、文句は言いません。早速、皮をむいて吊るしました。吊るす前に熱湯に10秒ほど浸けて殺菌します。昨年からこのようにしています。


吊り下げるのが難しいのは、籠に入れて干しています。これでも十分乾くと思います。2週間ほどすれば一応完成ですが、私はよく乾燥したのが好きなので1か月ほど干します。こうすれば保存もききますし、料理に使えます。サラダに入れるととても美味しいのです。

大部分は干し柿にしたのですが、若干はあわし柿にしました。渋を抜くのです。色んな方法がありますが、私はへたのところを焼酎に浸し、ビニール袋に密閉しておきます。2週間もすれば美味しく食べることが出来ます。


都会の生活は便利ですがこのような楽しみがありません。神戸はまだ、田舎が残っています。このような楽しみが出来るのは、この年になってみると実にありがたいことです。

2025年11月15日土曜日

生姜の収穫

 家の前の畑に植えた生姜を堀上げました。この生姜は昨年収穫した生姜を種芋として、今年の春に植えたものです。生姜はいろんな料理に使えて、家内が重宝しています。

          


よく見ると蕾のようなものが出来ています。以前ハワイのお土産にジンジャーを頂き育てたことがあります。綺麗な白い花が咲き、良い香りがあたり一面に漂ったものです。その蕾に似ています。しかしそれは花用のジンジャーで根は辛くもないし、食べることが出来ません。


調べてみると、生姜も花は咲くことがあるそうですが、非常にまれで、生姜栽培の人でも一生に一度見ることがあるかどうかというほどだそうです。せっかくなので蕾を切り取って花瓶にさして育てています。花が咲くと良いのですが、蕾がふくらむ様子は今のところありません。


          

さて生姜の芋ですが、掘り出してみると種芋と、それから新たに分岐した新生姜に分かれています。色が茶色くてしわしわのが種芋(ひね生姜)で、白くて瑞々しいのが新生姜です。ひね生姜は辛くていろんな料理に使えますが、新生姜は辛みが少なくお寿司のガリのようなものに使います。しかし保存しておくとひね生姜になります。

 

少しは来年の種生姜用に保存しておいて、残りは生姜を惜しみなく使って料理してもらおうと思っています。循環農業です。




 





2025年11月12日水曜日

いきなり団子に似たものを作ってみました

熊本の郷土菓子「いきなり団子」は美味しい団子です。九州展で買って以来、その素朴な美味しさにはまっています。 物産展で買うと1個が300円くらいしますが、サツマイモと餡子を小麦粉で包んで蒸しあげた素朴なお菓子です。


似たようなものを作ってみました。ネットでレシピを見ると、大体は同じですが細部にはいろいろ違いがあります。田舎の家庭で作られていたものですから、家庭によって作り方もそれぞれでしょう。


私なりに作ってみました。サツマイモを1cmくらいの輪切りにして皮をむきます。餡子を載せて皮で包みます。皮は白玉粉と薄力粉を半々で耳たぶくらいの柔らかさにします。それを蒸し器で20分ほど蒸します。それだけです。お客さんがいきなり来ても、さっと作れるからいきなり団子です。


身近にある材料で簡単に出来、美味しいので私は毎年作っています。知人に差し上げても喜ばれます。サツマイモが採れる秋のお菓子です。