2010年7月19日月曜日

久々のギターコンサート


私が習っていた金谷幸三先生が腕を痛めてギターから遠ざかられたのは4~5年前です。音楽の世界から去ると宣言されて、普通の会社に就職されました。実に勿体ないことです。あれだけの技巧と音楽性をもちながら、ギター1本で生きていくには難しかったのです。

私は懐疑的でした。先生の性格からして一般のサラリーマン生活が送れるとは思っていませんでした。先日メールが届き、ロッコーマンでコンサートを開くというのです。プログラムは、バッハ、バリオス、人気曲の3本立てです。どれも私の好きな曲です。バッハはチェロ組曲、シャコンヌ、バリオスは大聖堂、ワルツ4番、過ぎ去りしトレモロ等、人気曲はケルンコンサート、カバチーナ、ブエノスアイレスの冬等今時の人気曲です。

久しぶりに金谷先生のコンサートを聴きました。数年のブランクがあったので、以前のような完璧な演奏ではなく、音がビビったりするところはありましたが、高度な音楽性を備えた演奏は人気のギタリストに決して引けを取らないものでした。勤めていた会社も辞め、音楽一筋に進まれるようなので、今後の活躍を期待しています。

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