秋に奥須磨公園で拾ったカヤの実を食べてみました。
子供の頃は火鉢の灰に埋めて焼いたのですが、今はそんなものは有りません。家内の姉からコーヒーの生豆をローストする道具を借りて炒ってみました。
どれくらい焙煎すると良いのか判らないので、外殻が少し焦げるくらいに炒ってみました。
昔食べた記憶を思い出そうと思うのですが、すっかり忘れてしまっています。外殻は銀杏のような殻で、割ると渋皮に包まれた真核が出てきます。渋皮は剥がすのは無理です。そのまま食べるしかないようです。
ネットではアーモンドのような味と書かれていますが、そんなに美味しくはない。渋皮の渋みが残ります。一緒に拾った銀杏も同時に焙煎しましたが、こちらの方が格段に美味い。
物のない山奥で、褞袍を着た子供が囲炉裏の灰でカヤの実を焼く風景が浮かんできます。歌にもあります。
飽食の時代に、懐かしい物を食しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿