2019年11月9日土曜日

クチナシの花と実

くちなしの花を知っていますか?


公園や街路樹に植栽されていて、初夏に白い可憐な花を咲かせます。またその香りが何とも言えない良い香りです。歩いていて良い香りがするのは、早春の沈丁花か初夏のくちなし、秋の金木犀です。


くちなしは秋には赤い実をつけます。この実は天然の着色料となります。子供の頃、お餅をつくのに、もち米を蒸すときにくちなしの実を砕いて入れておくと、綺麗な黄色に蒸し上がるのを見ていました。
家内は、おせち料理の栗きんとんや、くちなしごはんを炊いて、きれいな色を楽しんでいます。

黄色く着色するためにサフランのめしべを採種したことがありますが、ほんの少ししか採れず、がっかりしたことがあります。それに比べくちなしは実用的です。


私の経験からですが、くちなしは実をつける木が限られていて、大きく育っていても全く実をつけないのもあります。また小さな木にも実が付いている場合もあります。くちなしの花には一重と八重があって、八重は実を付けないということです。


今日の散歩の途中に、花を付けているのに出会いました。秋にも時々花を付けます。珍しいので摘んで帰って、家で香りを楽しんでいます。

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