塩屋の喫茶ティンカーベルで小林勝夫先生を偲ぶ会がありました。
小林先生は私のギターの先生で、市役所に勤め始めた頃友人に誘われて三宮の楽譜店「白蘭」の二階で、個人レッスンを受けていました。
大きなギターを担いで職場まで行き。帰りに友人と待ち合わせて一緒にレッスンを受けたのでした。職場では一番下っ端で、仕事も忙しく、なかなか練習時間もとれなかったのですが、何とか時間を見つけては練習していくのですが、先生の前に出ると緊張してなかなか思うようには弾けませんでした。
それから職場も変わり、責任も重くなるにつれ、レッスンの曜日や時間に行くことが難しくなりました。それでも先生の自宅でのレッスンのため、レッスン日や時間に便宜を図ってもらいながら、先生が亡くなられるまでレッスンを続けることが出来ました。
金谷幸三先生 |
これも小林先生のお人柄と、お弟子さんのティンカーベルのマスター、鈴木さんのお世話によるところが大きいのです。日程の調整、案内、会場のお世話を一手に引き受けて頂いています。
コロナ禍ですが7名の同窓が集まりました。美味しいコーヒーを飲みながら、近況報告をしたり、思い出話に興じたり楽しい時間を過ごしました。
今日は先生のお弟子さんの金谷幸三さんも参加して頂きました。東京国際ギターコンクールで3位入賞の実績のあるギタリストで、和歌山を中心に活躍されています。私も小林先生亡き後、金谷先生に就いていたことがあります。気さくで少し変人なところもありますが、こんなに心に響くギター演奏を私は知りません。いつまでも聴いていたいと思うような演奏です。
先生もリクエストに応じて数曲弾いてくださいました。教師退職後ギター教師をしている宮本政朋君などは演奏に関する助言を求めていました。金谷先生は実際にギターを弾いてそれに答えていました。役得ですね、無料でプライベートレッスンを受けているのですから。
宮本君 |
来年は先生が亡くなられて25年になります。また逢う日を約束して楽しい集いを後にしました。
来年は新型コロナ禍が治まっていることを願うばかりです。
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