ムサシはアグリの前の犬です。平成10年に我が家がこの一戸建てに引っ越してすぐにやって来ました。犬との生活が家族の夢だったのです。
息子が名付け親です。口の周りと尻尾の先が黒くて猫くらいの大きさでした。それからいつも一緒でした。家族旅行にも行きました。キャンプにも行きました。
齢をとるごとに動きが鈍くなり、15歳の頃から認知が始まりました。夜起きて徘徊し啼くのです。昼夜逆転が長く続き、ムサシも私達も眠れず消耗するからと、動物病院で睡眠剤を処方してもらいましたが、不自然なことをしているのではないかと私も家内も悩み、苦しかったです。
最後は痙攣を起こし、寝たきりになりました。フードを柔らかくして口に運び、肛門を綿棒で刺激して排せつを促しました。そんな状態が半年続き、平成27年8月6日に旅立ちました。
私たち夫婦は抜け殻のようになり、ただただ歩くことによって気を紛らわしました。それから1年半後にアグリを迎えたのです。
今でもPCの待ち受け画面はムサシの写真です。忘れられないのです。
今日ご近所の犬仲間の方からお花とお供えが届きました。6年も経つのに覚えておいてくださり有難いことです。我家でもささやかな花と写真を飾って思い出に浸ります。
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