2021年11月15日月曜日

多井畑ふれあい祭と田園をウオーキング

 昨日、多井畑ふれあい祭が幼稚園跡地で開催されました。


多井畑という集落は謡曲「松風」にも出てくる由緒ある集落です。在原行平が光孝天皇の怒りに触れ、須磨に流された時のことです。須磨の海岸で汐汲みをする多井畑村の村長の娘「もしほ」と「こふじ」の姉妹を見つけ、「松風」と「村雨」という名を与えて寵愛したというのです。


3年の月日を経て許されて都へ帰ることになった行平は、烏帽子と衣を松の木に掛けて旅立ったのです。それを見た姉妹は別れを悲しみ、嘆き悲しんだというのです。


今でも集落でいろんな取り組みをされています。厄神を中心とした地域の方々の結束が固いのです。私は隣にできたニュータウンに住んでいますが、アグリとの散歩でよく集落を歩きます。由緒のある街です。

高校のチアリーダーのパフォーマンスやゲーム、バザー、野菜市などがあり村人たちだけでなく、周辺の地域の者も楽しめる催しでした。


立派な大根、里芋、生姜を買いました。大根の葉は炒めて、また菜飯にして頂きました。里芋は煮っ転がしにしました。とても美味しく新鮮で店で買うものとは全く別物です。

ふれあい祭で買った野菜

その後、土地の人に教えてもらって、NTの桃山台まで歩いてみました。竹藪や畑の中の里道を通って、何度か道を間違えましたが、何とか目指す地点までたどり着きました。一度行ってみたかったルートです。アグリも懸命に歩きました。


途中には野菜の無人販売所がありました。神戸のNTの近くでは珍しいです。さつま芋が売られていました。

無人の販売所






都市計画道路の須磨ー多聞線が一向に進展しないのも解るような気がします。こんな素朴な田園風景をコンクリートの道路に変えてしまうのですから、地元の人が土地を売り渡さない気持ちも理解できます。


近くでもまだ知らない所が沢山あります。気になっていたルートも開発し、天気に恵まれた楽しい半日でした。






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