2022年1月19日水曜日

厄神祭、2年ぶりです

 1月19日は厄神祭、田舎に居た頃から楽しみなお祭りです。


私の田舎は加東市、滝野町。其処での厄神祭は珍しい風習がありました。厄年の人が厄を払うために、お金やお餅を撒いて土地の子供に拾ってもらって、厄を落すというのです。私達子供はそれを拾うのが嬉しくて、学校を休んでも参加したものでした。小学校に限ってのことですが。


其処にはいろんなお店が出て、賑やかでした。今では見かけなくなりましたが、自分の腕を切って軟膏を塗り、血が止まるといういわゆる「ガマの油売り」のようなお店も出ていました。小さかった私は印象が強かったのか今でも覚えています。


お金を撒いて厄を払うというのは田舎に限ったことではなく、そのような風習は淡路にも残されていると言う事を聴いたことがあります。もっと大がかりでかなりの散財だそうです。


私の住んでいる土地には「日本最古の厄神」とうたわれている多井畑厄除八幡宮があります。大変有名なお宮で、播州各地から参拝があります。今日はそのお祭り日です。

昨年はコロナのためお祭りが中止され、今年は2年ぶりのお祭りです。オミクロン株に感染しないかと心配でしたが、家内、アグリと一緒にお参りしてきました。





例年ほどの賑わいは有りません。例年は入場制限をするほどの人出なのですが、人も少なくゆっくりお参りすることが出来ました。修祓を受けお参りします。この神社は「人形流し」といって、紙を切って作った人形(ひとがた)に名前を書いて水に流して厄を払いことで有名です。



例年はテントの奥で、サザエの壺焼きやおでんで熱燗を楽しんでいる人たちでいっぱいなのですが、酒類の販売は禁止と言う事で、賑わいも今一つというところでした。ここ数年、的屋の方は大変な痛手を被っていることでしょう。

何とか昔の賑わいが戻ることを祈って止みません。先人が何百年と守り続けてきた伝統です。このような伝統行事を一時の禍のために絶えさせてはいけないと思います。早くコロナが収まってくれますように。






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