日本最古の厄神と言われている多井畑厄神は我が家から1㎞ほどの距離です。ほとんど毎日アグリとの散歩で行っています。正月18日、19日、20日は例祭です。一年の厄を落としにお参りするのです。 昔から人々に信仰されていたのでしょう。
私の田舎では一年の大きなお祭りでした。山の上の岩に登って厄年の人がお金やお餅を撒いて、地元の子供たちに拾ってもらって厄を落とすというのです。子供達にとってはお小遣いを得る貴重な機会なのです。小学生までの子供が対象です。小学校も登校扱いにしてくれました。
その日は朝早くから懐中電灯をもって山に登ったものです。参道には的屋がお店を並べ、賑わっていました。覗きカラクリやガマの油売りのようなものまでありました。刀で自分の腕を切って血を見せて、軟膏を塗るとたちどころに傷が癒えるというのです。今でも鮮明に覚えています。お札を硬貨に換える 両替屋も出ていました。
多井畑厄神も近辺では有名な厄除け八幡宮です。私がここに越してきた頃には、厄神祭は大変な人出で賑わっていました。車も数珠つなぎで、名谷、須磨駅からの臨時バスも大変な人込みでした。
今日お参りして、ずいぶん変わったものだと驚きました。人出もさほどではなく、的屋も数年前の1/4ほどです。サザエのつぼ焼きやおでんなど飲食を伴うお店が全く無いのです。たこ焼きや、私がよく買っていた生姜の砂糖漬けの店も出ていません。
これもコロナの影響かと思われます。縁日が無くなって商売もできなくなったのでしょう。的屋さんも廃業した方が多いと思います。 寂しい限りです。臨時バス乗り場もガラガラです。
本殿にお参りし、ひながたに家族3人の名前と年齢を書いて流してきました。本当は占いや神頼みは信じていないのですが…。それでも伝統行事は大切に守っていこうと思っています。
2 件のコメント:
突然の投稿、お許しください。垂水区在住のKAZUです。ところでブログを拝見していましてブルージンジャーについてですがうまく育ちません。出来れば育て方を詳しくお教え頂くと幸いです。宜しくお願いいたします。KAZU
KAZUさん、コメントを寄せていただき有難うございました。私のブログからブルージンジャーと関連付けられたのは何故なのか判りません。
しかし、残念ながら私はブルージンジャーを育てたことがありません。お力になれず、申し訳ありません。
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