散歩の途中に黄色い花が咲き乱れています。
よく見ると別の種類です。一つ目は花が大きくて、空き地や道路の法面に咲いています。これはオオキンケイギクです。外来種ですがコスモスに似た黄色い花を咲かせます。強靭でいったん定着すると、在来の野草の生育場所を奪ってしまうというので特定外来生物に指定され、販売譲渡などが禁じられています。駆除の対象になっています。
数年まえはあちこちで見られましたが、最近は駆除の甲斐あって少し減ったように思います。
もう一つはオオキンケイギクより花が小さく、弟分のように見えますが、葉は地面に張り付いたように下部にあり、そこから長い茎をのばし先に花をつけます。茎には葉がありません。茎は中空ですが長くてタンポポよりは固く、しっかりと花を支えています。夜は花がしぼみ、昼になって太陽の光を浴びると開きます。
これはブタナ(タンポポモドキ)と呼ばれています。可哀そうな名前を付けたものです。特定外来生物ほど環境に悪い影響を及ぼすとはいえない、要注意外来生物として指定されていましたが、現在は廃止されています。
綺麗な花なのですが、どちらも宿根草ですので、栽培したり譲渡するのは止めた方が良いようです。しかし、花を摘んで帰って活け花にして飾るのは大丈夫です。すぐ縛んでしまいますけど…。
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