2024年7月26日金曜日

クララ・シューマン 愛の調べ

久しぶりにハット神戸の海辺を歩きました。コンクリートが焼けて大変な暑さでした。気候が良ければ海を眺めながら気持ちの良い散歩コースですが…。

 

映画を見に来たのです。。ハット神戸にある県立美術館で上映された「クララ・シューマン 愛の調べ」です。副題が「二人の天才が愛したピアニスト」です。私が生まれた1947年制作のアメリカ映画、モノクロです。

古い映画で画面もモノクロで綺麗ではないのですが、最近の映画にはない趣があります。内容は19世紀を代表する音楽家、シューマン夫妻ブラームスリストの関係を描いてゆきます。そこにシューマン作曲「トロイメライ」、「謝肉祭」、「献呈」、ブラームス作曲の「交響曲第1番」、「ハンガリー舞曲」、「ワルツ」、リスト作曲「ピアノ協奏曲第1番」などの名曲が散りばめられています。


日頃から家内はブラームスやシューマンを好んで聴いていますが、それをルービンシュタインが吹き替えているのです。最近のピアニストとは一味違う味わい深い演奏でした。


クララを演じたキャサリン・ヘプバーンが、少女時代から晩年まで見事に演じ切っていました。ピアノを演奏する場面が多く出てくるのですが、どのようにして撮影したのでしょう。指だけの代役なら簡単ですが、演奏している姿が何度も出てきます。今のようなCGは無い時代です。


                 シューマン夫妻

反田さんや清塚さんの演奏は鍵盤の上を滑らかに指が動きますが、ヘップバーンが演じたクララは鍵盤に指をたたきつけるようにしていたのが気になりました。アクションを大きくするように演じたのでしょうか?


私はブラームスと言えば、難しくてとっつきにくい人と思っていたのですが、真面目で愛情深い好青年に描かれています。また、リストとシューマン夫妻、ブラームスとの関係も興味深く描かれていました。何事もそうですが、時代背景を知って作品を鑑賞すると理解が一層深まります。

                   ブラームス


映画の後は隣りのJICAのビルに行って昼食をとりました。ここでは月毎に支援している国々の代表的な料理を提供しています。珍しい料理を味わえます。今月は太平洋の島々の国の料理です。日本が占領統治していたからか、日本料理に似ています。

三宮まで歩いて電車、バスを乗り継いで帰りました。気候が良ければ須磨からは歩くところですが、療養中の身です。無理は禁物!











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