多井畑厄神の鯛焼きを食べそこなったと残念がっていた妻に、勤め帰りに、人工衛星饅頭を買って帰りました。湊川公園の近くで何十年も前からおじいさんが焼いています。何でも1957年10月4日にソ連が世界で初めての人工衛星スプートニク1号を打ち上げたのにあやかって始めたのだそうです。当時としては珍しい円盤型で中に餡子の入ったどら焼き風回転焼きを売り出したところ、非常な評判になり、その噂は私の田舎にまで聞こえていました。
その後、あちこちに、似たような商品で、御座候、今川焼、大判焼きなどが現れました。買い食い禁止でしたが、高校時代に帰宅途中、よく買って食べたものでした。あの頃は甘いものも食べていたのだな。今では餡もクリーム、白餡、チョコレート等バラエティーに富んでいますが、人工衛星饅頭はつぶ餡1本、昔から全く変わっていません。華やかな菓子が氾濫する中で隠れファンがいるらしく、店頭に客が立っているのをよく見ます。昨年50周年を迎えた人工衛星饅頭、小さな店だけど続いてほしいな。
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