アグリとの散歩の途中、イチョウの樹の下に沢山の銀杏が落ちています。正月のおせち料理に欠かせない食材です。
10年ほど前、食べようと思って銀杏を拾って大変な目に合いました。かぶれたのです。最初は腕だったのですが、なかなか治らずに、それが足に転嫁して「貨幣状湿疹」という疾患になりました。それが悪化して「自家感作性皮膚炎」という一種の自己免疫疾患になってしまったのです。
長く皮膚科に通い、漢方薬を飲みましたが治らず、紹介を受けて神大に検査にまで通いました。別の皮膚科にかかって何とか収まりましたが、それ以来銀杏はこりごりです。
しかし、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」という諺通り、また拾ってしまいました。私は季節の果実が落ちていると拾わずにはいられない、難儀な性格なのです。
今はバケツに付けて果実を取り除いています。慎重に、慎重に、汁が少しでもかかれば、また過去のようになるかもしれません。果実が取り除けたら、乾燥して出来上がりです。上手く行けば良いのですが…。