食べきれないタケノコは瓶詰めにして保存していたのですが、干して保存することを思いつきました。NHKの「やまと尼寺精進日記」という番組のファンだったのですが、そこでは野菜を干して冬に備えるという、昔ながらの知恵が紹介されていました。
切り干し大根は作ったことがあるのですが、タケノコは初めてです。湯がいて灰汁を抜き、薄く切って籠に広げて天日干しします。天気が良い日には1日で乾きます。
白いタケノコでしたが、乾燥するとスルメのような色になります。これを保存しておいて、水に漬けて戻してから料理するというのです。昔の人はいろいろ工夫して暮らしていたようです。
今は野菜の不足する季節などありません。お店に行けばいろんな野菜がふんだんに並んでいます。本来の季節ではない野菜も、ハウス栽培で年中お店に出回ります。わざわざ干し野菜を作る人など居るのでしょうか?
やまとの尼寺では昔ながらの生活を守っています。都会に住んでいる人たちには違和感があると思いますが、このように生活が近代化したのはごく最近のことです。せいぜい百数十年のことです。それまで何百年と続いてきた生活を見直してみることも大切だと思います。
とりあえず干しタケノコは作りましたが、これをどう料理するかは家内の仕事です。
常々、一度食べればそっくりとはいかないものの、似たようなものは作ることができると言っています。経験とアイディアでどんな料理になるのか楽しみです。
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