明石の 赤根川辰巳荘で子犬が産まれたことを知り、一人で見に行きました。可愛くて迎え入れたいのですが、年齢のことを考えて家内が躊躇していました。そこで「見るだけだから」と言って家内を連れてゆきました。
耳の垂れた子犬が走ってきました。抱き上げると小さくて、片手に乗るくらいの大きさです。手を甘噛みし、顔をペロペロ舐められると、反対していた家内の態度も和らぎ、結局連れて帰ることになったのです。
それから楽しい日々が続きました。散歩は最初から裏山を登りました。おらが山~旗振り山へ行くのが日課となり、山で会う人たちにも可愛がられてそれが縁で友達もできました。
躾けが大切だからというのでトレーニングに通いました。お座り、来い、伏せ、止まれなどの基本的なことから散歩の仕方などを教わりました。
勇敢な犬で、冒険好きな私と一緒に道なき道をよく歩きました。岩山や樹林の中でも尻込みせずぐんぐん進みます。しかし、家内が遅れると振り返って待つ従順さも備えていました。周囲4キロ四方では知らない道がないくらいいろんな道を走破しました。
5~6歳くらいになってお腹の調子が悪い日が続きました。病院へ行って検査すると腸の病気で、ステロイドを投与しながら生活するしかないということでした。フードを変えてみたりして一時的に改善することはあるのですが、また下痢になってしまいます。
夜中に寝室のドアをガリガリ掻いてお腹が痛いのを知らせます。連れて出ると道路は避けて土の場所まで行き、水のような下痢をします。病院に通う日が増えました。
昨年11月25日、私と家内の腕の中で旅立ってしまいました。天寿を全うしたとは言えない逝き方に無念です。
友人がアグリの命日を覚えていてくださり、綺麗なお花を頂きました。有難うございました。一日に何度もアグリを思います。心の中にいつまでも一緒です。
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