2013年6月5日水曜日

街の風景…こんなものがありました。

私が5月から働いている職場の近くを散策しているといろいろと珍しいものに出会いました。

まず、公園にある手押しポンプです。最初は飾りだと思っていたのですが、レバーを動かすと水が出るのです。それもちょっと動かすだけですぐに水が出始めます。地面のすぐ下に水があるのです。



元々この地区は震災まで住宅が密集していたところですが、阪神淡路大震災でほとんどの家が倒れ、大勢の犠牲者を出しました。今でも公園に犠牲者の名が刻まれた追悼碑が建っています。




震災時は水道が止まり、食事や排せつに非常な不便を感じたことから、復興の際に公園に井戸が設けられました。この水は飲めませんが、他の用途に利用することで非常に有効に活用することが出来ます。

JR六甲道南には市街地には珍しい大きな公園が設けられています。公園は非常時にはいろんな用途に活用でき、非常に有効なエリアとなります。一見無駄なようですが、密集した市街地にこそ必要な都市の装置です。





私は1970年から神戸に住んで43年になりますが、まだまだ神戸を知っているとは言えません。以前から街を歩くのが好きで、機会を見ては歩いているつもりですが、まだまだ知らないところが多いのに驚きます。



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