2019年8月24日土曜日

地蔵盆、懐かしいお祭り

伝統的な習俗が廃れてゆくこの頃ですが、昨夕、地蔵盆にお参りしてきました。


立江地蔵
我家の近所には二つのお地蔵さんがあります。高倉台センターにある立江地蔵と住宅地にある出世地蔵です。特に出世地蔵の方は毎日灯明を点け、お線香を焚き、お茶やお菓子のお供えをして祀られています。


地蔵盆は子供を守ってくれる地蔵菩薩のお祭りです。我が家には子供はいませんが、出世地蔵の前を通るたびに立ち寄り、孫のもねと三男(?)のアグリの健やかな成長と安寧をお祈りしています。


何度も通っているうちに、アグリもお地蔵さんの横を通ると、スタスタとお地蔵さんの所まで行って、前で座るようになりました。習慣とは恐ろしいものです。

出世地蔵

昨夕も散歩の帰りに立ち寄り、お参りしてきました。小雨が降る中、世話役さんや、近所の子供までがお接待をしてくださいました。有難いことです。


子供の頃、夕暮れに小さな祠で線香の煙が漂う中、お地蔵さんにいろんなことをお願いしたことを思い出します。その時は地蔵盆の意味も解らずでしたが、いろんなしがらみがなく、純粋だったような気がします。


この様な習俗はずっと引き継いで行って欲しいものです。誰が引き継ぐのか?、大人の責任です。

お菓子を貰って大喜びのもね。今は意味が解っていませんが、大きくなれば解かるでしょう。




2019年8月18日日曜日

家族団欒

昨日息子夫婦、娘夫婦が実家にやって来ました。やっと家族全員揃いました。


家内は張り切って夕餉の支度をしていましたが、娘夫婦がふるさと納税の返礼品というしゃぶしゃぶ用の牛肉を持ち込んでくれました。


唐揚げ、マグロの漬け、モズクの酢のものにしゃぶしゃぶという豪華な夕食になりました。飲み物もビール、日本酒、焼酎と揃っています。客があるといろんなお酒を遠慮なく飲めるので大歓迎です。


息子夫婦が「さくら」というトイプードルとダックスのミックスの小型犬を連れてきました。アグリとどうなるか心配でしたが、杞憂でした。アグリはケージでおとなしくしていました。



逆にさくらの方がだれかれなしにじゃれ付いて食べ物をねだっていました。


やはり、家族が集まるのは楽しいものです。娘夫婦は毎週のように顔を出しますが、息子夫婦はなかなか会えないので心配していたのです。日頃の暮らしぶりが解って安心しました。

2019年8月17日土曜日

タカサゴユリ

散歩の途中、白いユリが沢山咲いているのを見かけます。鉄砲ユリと似ていますが、花弁が純白でなく、赤い筋が入っています。タカサゴユリです。


元々は台湾からの外来種のようですが、繁殖力が強いので今ではあちこちに野生しています。花が綺麗だし、特に悪さをするわけではないので駆除対象にはなっていないようですが、100年前には日本には無かったユリです。


鉄砲ユリやカサブランカなどは良い香りを漂わせますが、タカサゴユリは花は綺麗ですが、香りがありません。もし、良い香りがすればすぐに切り取られて、ここまで繁殖しなかったでしょう。


鉄砲ユリは球根でしか増えないのに、タカサゴユリは種を作り、それがはじけて増えてゆきます。だから急速に広まって行ったのでしょう。


神戸の北区は鉄砲ユリの産地です。「神戸リリィ」の愛称で親しまれています。これは鉄砲ユリにタカサゴユリを交配したものです。お盆には花屋さんにたくさん置かれています。


花屋さんで「神戸リリィ」を買わなくてもタカサゴユリで充分です。私も散歩の途中に何本かを摘んできて、部屋に活けています。


日持ちはしませんが、又新しい花を摘めばよいのです。いつも部屋にユリがあるのは良いものです。


散歩の途中、家内がカラフルな実をつけた枝を見つけました。一枝切って帰り自作の器に活けました。


図鑑で調べるとノブドウです。薄緑の実が紫になり、やがて空色になるそうです。


立秋を過ぎると林の木陰は秋の風情です。

2019年8月12日月曜日

お盆の里帰り

お盆には子供たちが実家の親元に帰るという風習があります。私も両親が存命の間は盆、正月には実家に帰っていました。



落語の「藪入り」には親と子の情が大変よく語られています。特に親の子を想う気持ちが切々と綴られていて心を打ちます。


今では子供が我が家に帰って来るという巡り合わせです。お盆も休みの無い息子は帰ってきませんが、娘は毎週のように帰ってきます。昨日から今日にかけて孫のもねを連れて帰ってきました。


夕食は娘夫婦がすべて準備してくれて、美味しい夕食を楽しむことが出来ました。娘夫婦が泊まるときは美味しいお酒が飲めるので大歓迎です。



今日はもねがデッキでプール遊びです。マンションでは出来ないのでしょう。保育所でも時々しているのか楽しそうに遊んでいます。


アグリは見かけによらず水が怖いのか、プールには近づきません。しかし、もねに水をかけられて嫌々ながら付き合っていました。


たくさん遊んだもねは大きなゴーヤをお土産に帰って行きました。


孫は来て良し、帰って良しといいますが、我が家には毎週のように来ているので、特に気を使うことも無く、疲れることもありません。


来る方も、迎える方も普段と同じように自然に接するのが楽でいいのです。気を使わないのが一番です。




2019年8月6日火曜日

今日はムサシの命日

4年前の今日、ムサシが亡くなりました。この家に越してきてからすぐに迎え入れました。犬と一緒に暮らすことが夢だったのです。息子が好きな力士の名前からムサシと名付けました。




それから17年間、いつも一緒でした。旅行も一緒に行きました。犬連れなのでホテルや旅館では良い部屋には泊まれませんでしたが、一緒にいることが嬉しかったのです。




民宿では一緒の部屋で食事をし、寝るのも一緒でした。手を伸ばすとムサシの体に届き、呼吸をしているのが判り、安心して眠ったものでした。ちょっとの隙を狙って廊下を走り回ったこともあります。



 若い頃の元気が無くなり、だんだんと老いてゆくのが判りました。認知症も出て昼夜逆転し、夜中に啼くことが多くなり、近所迷惑になるからと段ボールで囲いを作ったこともありました。



寝たきりになって半年、食事もウンチやおしっこも自分ではできなくなり、啼き続ける夜は公園へ連れて行ってベンチでムサシと一緒に時間を過ごしました。




最後は私と家内の腕の中で安らかに息を引き取りました。



今日、ご近所の方がムサシのためにお花とおやつを持って来てくださいました。4年も経つのに有難いことです。私が死んでも4年も経つと誰も覚えていないでしょう。








8月8日追伸 今日もご近所の方がムサシに花束を届けてくださいました。有難いことです。







2019年8月5日月曜日

ゴーヤがジャングルに

家の前の花壇に植えたゴーヤ、蔓を伸ばし壁をよじ登り、まるでジャングルのようです。


沢山花が咲いています。ゴーヤは雄花と雌花が咲き、雌花に雄花の花粉が付いて受精するのです。ほとんどが雄花ですが、よく探すと所々に雌花があります。


葉が茂りすぎて見にくいのですが、既に実がぶら下がっています。一つ、二つ、三つ…小さい実も含めると10個近くあります。これが大きくなるのが楽しみです。毎朝水やりの度に確認しています。


ゴーヤは夏バテに良いと言われている栄養素やビタミンC、鉄分などが豊富に含まれています。沖縄で良く食べられているのも納得です。


いろんな料理があるようですが、我が家ではさっと湯がいて鰹の削り節をかけ、醤油で食べるのが定番です。素朴で簡単なのが一番おいしいように思います。



花壇にゴーヤを植えてしまって機嫌が悪かった家内ですが、実が沢山収穫できるようになれば変わるでしょう。

2019年8月4日日曜日

夏祭り

お盆が近くなるとあちこちで夏祭りが行われます。高倉台中央公園でも8月2日(金)~3日(土)に行われました。


数日前から地域の各種団体のリーダーさんたちが大きな櫓を立て、テントを張り、自家発電装置を備え準備をされていました。ご苦労様です。


田舎では地域の連帯感が強いので、お祭りも年に何回もありましたが、都市化したニュータウンでは地域のお祭りなどは姿を消しつつあります。


行政も各種団体を束ねた「まちづくり協議会」を作って地域活動を支援していますが、なかなか盛り上がりに欠けるのが実情です。


いつもアグリの散歩で通る道です。賑やかな拡声器の声にワクワクします。子供の頃はお祭りに行くのが楽しみでした。屋台で駄菓子やおもちゃを買うのが楽しかったのです。


子供達も集まってきました。いつもは着ることのない浴衣を着ている子もいます。髪を揚げてもらって可愛いものです。


輪になって盆踊りを踊るところを見たかったのですが、アグリが見慣れない服装や子供たちに興奮するので、早々に引き揚げました。残念なことです。



この様な地域のお祭りが長く続いていくことを願っています。帰り道に市場を通りましたが、店は閉まっていて盆踊りに参加されるのでしょう。七夕飾りが風に揺れていました。