それから17年間、いつも一緒でした。旅行も一緒に行きました。犬連れなのでホテルや旅館では良い部屋には泊まれませんでしたが、一緒にいることが嬉しかったのです。
民宿では一緒の部屋で食事をし、寝るのも一緒でした。手を伸ばすとムサシの体に届き、呼吸をしているのが判り、安心して眠ったものでした。ちょっとの隙を狙って廊下を走り回ったこともあります。
若い頃の元気が無くなり、だんだんと老いてゆくのが判りました。認知症も出て昼夜逆転し、夜中に啼くことが多くなり、近所迷惑になるからと段ボールで囲いを作ったこともありました。
寝たきりになって半年、食事もウンチやおしっこも自分ではできなくなり、啼き続ける夜は公園へ連れて行ってベンチでムサシと一緒に時間を過ごしました。
最後は私と家内の腕の中で安らかに息を引き取りました。
今日、ご近所の方がムサシのためにお花とおやつを持って来てくださいました。4年も経つのに有難いことです。私が死んでも4年も経つと誰も覚えていないでしょう。
8月8日追伸 今日もご近所の方がムサシに花束を届けてくださいました。有難いことです。
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