2020年4月28日火曜日

家内の誕生日

今日は家内の誕生日ですが、普段と変わらない暮らしをしています。私との生活では誕生日と言えども、プレゼントをすることも無く、特別なご馳走を食べるわけでもない暮らしが30数年続いています。


しかし午後に娘夫婦が、家内の誕生日ということでプレゼントを持ってやって来ました。昨日から手作りしたババロアケーキ、バラの花束、それに家内が欲しがっていた山の写真集です。


昨日家族全員で手作りしたのだそうです。もねのエプロン姿の写真もありました。家内は大感激。



さらに感激したのは写真集です。田淵行男の「山の手帳」です。図書館で借りて、「手に持っていたい」と言っていた本です。昭和62年発行ですから、当然新刊ではありません。




娘婿が家内が欲しがっているのを聴いて、どのようなルートかは知れませんが入手してくれたようです。古本ですが丁寧に扱われています。



更に夕飯を作らなくても良いように、二人分のお寿司を持って来てくれました。



今日の夕飯は用意していた塩鮭の焼いたもの、おからサラダ、卯の花、五目豆、納豆、糠漬け、それにプレゼントのお寿司でささやかな誕生日を祝いました。
息子夫婦からも「おめでとう」のメールをもらったようです。
早くコロナが収束し、家族揃って食卓を囲める日が来るといいのですが。

2020年4月26日日曜日

森の中のハンモック

緊急事態宣言が出ている中、外出を控えています。外出は必要最小限の食料品、生活必需品の買い出し位です。


この際読書をしようと思うのですが、書店も図書館も閉まっています。撮り貯めた映画やドラマを見ていますが、息が詰まりそうです。


アグリとの散歩が息抜きになっています。今朝は横尾山の麓、野路菊の丘から横尾道を歩いてきました。森の中に良い場所があります。樹の幹に3本のハンモックが張られています。自然を愛する団体の方が張られた物でしょう。


ハンモックに寝て、樹木の若葉の間から青空を眺めていると、実に気持ちの良いものです。身体を揺らすと枝葉が揺れて、体が浮かんでいるように感じます。聞こえるのは鳥の鳴き声だけです。




都会の騒音から離れて森の中に居ると、隠者になったような気分です。しかし世の中のいろんなしがらみに背を向けて生活するのは、今の世では不可能です。せめて気持ちだけでもいろんな制約から自由にいたいものです。

2020年4月23日木曜日

文太郎道から須磨アルプスへ

六甲全山縦走の西端、栂尾山~横尾山~東山を須磨アルプスと呼びます。よく歩いた道ですが、栂尾山に登るのは400段のピラミッド階段を登るのがふつうです。縦走路としても指定されています。




須磨アルプスにはいろんな枝分かれがあって、人工的な階段はなるべく避けて登っていました。今日はアグリとの散歩に、以前から気になっていた「文太郎道」を登ってみることにしました。孤高の登山家、加藤文太郎が開発したという経路です。加藤文太郎については新田次郎の「孤高の人」に描かれています。






高倉台団地から陸橋を渡ってすぐを右折します。ビンカの咲く小道に分け入って進むと、ひっそりとした山道に入ります。岩肌が露出した道で、結構急です。所々にロープが張ってあり足場が悪く高度感もあり、家内は怖がっています。こんな険しい山もアグリは勇敢にどんどん進みます。野性の本能が騒ぐのでしょう、山の中では元気です。




栂尾山を経て横尾山に進みます。緊急事態宣言後は住宅地では散歩をする人が増えたのを実感しますが、山の中は静かです。土日以外は。



横尾山~東山に須磨アルプスの難所、馬の背があります。岩が露出し、風化して道幅が狭まり尖っています。しかし、アグリは怖がりもせず楽々と歩きます。立派なものです。





須磨アルプスの終わりは東山です。ここから板宿に出るルートもあり、よく歩いたものです。今頃は野イチゴの花がいっぱい咲いています。以前、野イチゴの実を摘んでジャムを作ったことがあります。






今日は、東山から妙法寺方面に下ります。横尾団地に降り、ここで縦走路から離れ、いつもの散歩道に戻りました。沢山のウオーキングの人とすれ違います。確かに増えています。




途中のスーパーで食材の買い物を済ませ、我が家へ帰り着きました。3時間30分の朝の気持ち良い散歩でした。お疲れ様!







2020年4月15日水曜日

在宅で出来ること

緊急事態宣言が出ているので、不要不急の外出は控えています。昼食を食べると泳げないので普段は1日2食ですが、スイミングが出来ないため昼食も採るようになりました。



こんなだらだらした日々を送っていると、体は鈍るし、精神的にも良くありません。この際読書をと思うのですが、図書館も閉まっています。



以前頻繁に焼いていたパン焼きを再開しました。フランスパンまがいのパンです。フランスパンはミルクを入れないのですが、私はミルクと水半々にして焼きます。





またクルミ、ナッツ、チーズなどを入れて自分の好みに合わせています。1回焼くと4日朝食に食べることが出来ます。




またデッキのテーブルを塗り替えました。30年前にキャンプ用に買ったテーブルです。よく使ったので色も剥げて、表面がささくれ立っています。棘が刺さると危ない。物置にあった使い残しのニスを塗ると、良い色になり、表面も滑らかになりました。


GWの頃になると畑仕事ができます。今年もいろいろな夏野菜を植えるつもりです。それまでに冬野菜を食べ尽くし、土作りをするつもりです。


それまでにコロナ感染が落ち着き、緊急事態宣言の延長がありませんように。

2020年4月10日金曜日

緊急事態宣言によって変わったこと

4月8日に7都道府県に「緊急事態宣言」が出されました。私の住む兵庫県も含まれます。


宣言には知事が外出の自粛や営業の自粛、学校に対して休校の要請を行うことが出来ると盛られていますが、ほとんどはそれ以前から自治体から呼びかけられていたことです。
しかし、単なる要請と法律を根拠にした要請では重みが違うのでしょう。


私の住んでいる神戸の西部では、大丸神戸店やダイエーが一部分を除いて閉店しました。須磨パティオも食料品以外の店は休業しました。生活必需品を販売する店以外は、これから閉店するところが出てくるでしょう。不要不急の店舗は閉めるように要請されています。


私がスイミングに通っているS・パティオも1か月間の休館になりました。家内が通っているコープこうべの陶芸教室も当分の間お休みです。外出し、人と接するのが駄目なのです。


生活が変わりました。1週間10,000mのスイムをノルマに、1日約2,500mを泳いでいたのですが、出来ません。運動不足で体重が増えるでしょう。こうなればもう一つのノルマ、1日15,000歩のウォークを増やそうかなとも思うのですが…。アグリとの散歩なのでアグリに負担がかかるかも…。


出来ることは歩くことくらいです。毎日アグリと桜を愛でながら歩いています。桜は満開です。こんな時期は1年に1週間くらいです。すぐに散ってしまいます。一期一会です。



私のように退職者で、半径2キロの生活者でもこれだけ変化があるのですから、現役の方は大変だろうと思います。人が出歩かないのですから、お店の売り上げ減、休業ならまだしも、閉店に至らないとも限りません。


イベントもほとんど中止です。世の中休眠状態です。蔓延を抑えるにはやむを得ないとも思いますが、感染が一段落し、早く元の生活に戻ってほしいものです。





2020年4月5日日曜日

桜フォト撮影会

昨日、娘が桜の下で家族写真を撮ってもらいました。以前習っていたセミプロの写真家で、毎年お願いして家族の成長を記録してゆくのだそうです。桜フォトと呼んでいます。それに私達夫婦も子守をかねて参加しています。


今年も西神中央公園での撮影でした。西神中央駅からすぐの大きな公園で、桜が満開で、気候も穏やかで最高の撮影日和でした。


住宅団地にこのような大きな公園があるのは重要なことです。普段は住民の憩いの場所ですが、いざ災害時には避難場所になります。またこの公園は全面芝生敷きなので、野球やサッカーなどの球技をする人がいなくて、住民が穏やかに寛げる場所です。




公園の周りや通路には桜が植わっていますが、それが住民の記念植樹なのです。結婚記念、誕生記念、退職記念…といろんなプレートが付いています。植樹者も思い出が長く残るし、管理者としても植樹の費用が賄えるし、一挙両得です。


娘家族の撮影は約1時間にも及びましたが、その中で私達爺婆も撮ってもらいました。私の幼かった頃は、家にカメラも無く、写真は本当に少ないのですが、孫は何千枚も写真を撮ってもらっています。




成果物はネットにアクセスしてダウンロードするのだそうです。時代は変わるものです。


撮影が終わった後、桜の樹の下で簡単な花見をしました。今年は新型コロナの影響でか、いわゆるお花見の宴会は無く、皆さん少人数でマットを敷いてお弁当を食べていました。お酒を飲んで盛り上がるお花見よりも、静かに桜を愛でる花見が良いものだと改めて認識しました。


快晴の下、桜を楽しんだ半日でした。