昔は須磨一の谷、塩屋付近は山が海岸まで迫っており通行困難であり、摂津から播磨の国へ行くのにこの集落を通ったと伝えられています。今でも旧山陽道の跡が残っています。
この集落には林、石坂、藤田、森本、佐伯、中塚等の苗字の家が多いのです。今は市街化区域ですが、以前は地域外からお嫁に来る場合は別として、家が入り込むことがなかったのでしょう。
この集落には下畑海神社という神社があるのですが、別にそれぞれの一統ごとの神社があるのです。林神社、石坂神社、藤田神社、佐伯神社などです。それぞれの神社はその一統が順繰りに当番を決め、お祭りがあるというのです。
最近アグリと散歩をしていて気が付き、興味を持ち各神社の位置を確認して歩いています。神社と言っても立派な鳥居や門柱、建物の場合もあるし、小さな祠の様なものもあります。
佐伯神社 |
垂水区役所が立てた看板にその位置が示されていますが、航空写真をもとにしたもので判りずらいのです。土地の人に聞いたり、周辺を探索して確認していますが、私有地や敷地内に入ってしまうといけないので、未だ位置が分からない神社もあります。
林神社 |
林神社鬼瓦 |
石坂神社 |
石坂神社鬼瓦 |
またこの集落の神社である下畑海神社には境内に土俵があり、毎年秋には子供相撲が奉納されるということです。
そこには佐渡ヶ嶽部屋の力士がやって来て、子供達の相手をしたりちゃんこを振る舞ったりするそうです。そのお祭りに是非行ってみたいと楽しみにしています。
下畑海神社 |
下畑は小さい集落ですが神社がたくさんあります。昔を敬い、連携を尊び大切にする信仰心の厚い土地なのでしょう。
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