2022年10月27日木曜日

残念な街路樹の剪定


 団地を通る市道の両側にはナンキンハゼ、トウカエデ、モミジバフウ、ケヤキなどの街路樹が植えられています。夏の暑い時期には葉が茂り、歩道を行く歩行者に日陰を作り、冬には葉が落ちて温かい日光が地上まで届きます。それに、秋の紅葉が綺麗なのです。赤く色づいた葉の下を歩くと、実に気持ちの良いものです。


しかし、近年は街路樹が赤く色づく前に剪定し、枝葉がスカスカです。もう少し風情を楽しみたいと思っている人は多いのではないかと思います。


確かに紅葉すれば葉が落ちます。道路の清掃が大変だし、側溝に枯葉が溜まり水はけを妨げることもあるでしょう。また、道路に面した家は落ち葉が溜まり、掃除が必要となります。


道路の管理は建設事務所ですが、住民から苦情が入ったのかもしれません。また葉が落ちる前に切り落とせば清掃車の出動も不要になります。街路樹に関してはいろんな考えや意見があり、相反することもあるでしょう。


TVでヨーロッパの街並みの風景を見ることがあります。綺麗な街路樹の並木を見ます。街の景観の一部となっているのです。煩わしいから無くしてしまおうというのではなく、在るものは出来る限り守っていこうという姿勢が大切だと思うのですが…。


このような樹を見るたびに悲しくなります。    

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