昨年末に風邪をこじらせ、神戸医療センターへ入院することになりました。
肺炎の疑い、肺胞出血や肺がんの疑いがあるということで、レントゲン、CT,血液検査、気管支鏡検査を行いました。左肺が白く濁っています。また容積も小さくなっています。
気管支鏡検査というのは、直径6mmの細いカメラを直接気管支に入れる検査です。気管支内の痰や肺を水で洗った溶液を取り出し、培養検査や細胞診検査を行います。また、肺の組織の一部を切り取り検査します。上記の疑いに大変有効な検査だそうです。検査時は麻酔をかけられて記憶が無いのですが、30分程度で終わりました。
検査の結果は癌や菌は無かったのですが、抗生物質を投与しても熱がなかなか下がりません。数日後、ステロイドを投与すると急激に熱が下がり、楽になりました。しかし、ステロイドの副作用で血糖値が急上昇し、食事の前にはインスリンの投与が欠かせなくなりました。
結局年末年始を病院で過ごし、16日間入院することになりました。こんなに長期間入院したのは初めての経験です。その間、病院の医療従事者の方々は昼も夜も、年末年始も関わらず働いておられ、別な世界を見たような感じでした。また給食担当の栄養士さん達は、直接お会いすることは無いのですが、クリスマスや正月には特別食を提供してくださり、有難いことだと感謝しています。元日の夕食です。尾頭付きです。
家族の支え、周囲の方々のご厚意にも感謝です。退院して暫くは体を慣らし、徐々に元の生活に戻ってゆこうと思っています。76歳になっても若い頃と変わらず体力だけは自信があったのですが、思い上がりでした。戦戦兢兢 如臨深淵 臨履薄氷の心構えで暮らそうと思います。
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