2024年11月24日日曜日

多井畑フィールド、竹やぶ整備


今日、多井畑西地区の多井畑フィールドで自然環境サミットに参加してきました。これは「須磨FRSネット」と「上穂川フィールド再生ネットワーク」が主催 する竹林整備のフィールドワークです。

竹林整備コースと子供対象の竹林遊びコースがあり、私と家内は竹林整備コースに参加しました。


内容は多井畑地区の歴史から始まり、放置竹林の課題、竹林の現状の講演があり、そのあと実際に現地の竹林を回遊して現状を認識しました。次に班に分かれて竹林を伐採する作業になりました。

ヘルメット、ゴーグル、ノコギリを身に着けて竹やぶに入ります。指導者が指示する竹を切り倒し、小さく切り分けて指定の場所に積み上げます。竹の倒れてくる方向を考えてノコギリを入れるのは、やはりそれなりの経験が必要です。私は木を切るのは慣れていますが、家内は経験のない作業に四苦八苦でした。

切り倒した竹は大きな窯で焼いて竹炭にしたり、グラインダーで細かく砕き、肥料の材料にします。単に伐採するだけでは意味がないので、その後をどう活用するかが課題だそうです。

慣れない作業の連続でしたが、楽しみもありました、竹を焼いた炭で焼き芋を作って配布して頂いたり、マシュマロを竹にさして焼いて食べました。自然の中で食べると一層美味しく味わいました。



私達が作業した場所は以前は里山で棚田が広がっていたところだったのですが、生活の変化に伴い間伐材の需要がなくなり人が入らなくなると、竹に侵食され竹林に変ってしまった場所でした。竹は短期間に大きく成長し、日光を遮り低木の成長を阻害し、最終的には竹林に変化してしまったのです。


早急に手を打たないとこの現象は急速に進展し手のつけようがなくなってしまうそうです。今回のイベントは地域の住民にこういう意識を持ってもらおうということのようです。


多井畑西地区は私と家内のウォーキングコースなのですが、穏やかな里山だと思っていた地域が、実は深刻な問題に直面していることを教えてくれた貴重な体験でした。













2 件のコメント:

神戸の住人 さんのコメント...

西地区は良い所ですね。我がブログから以前散策した時の記事です。
https://kobe-junin.jugem.jp/?eid=495
https://kobe-junin.jugem.jp/?eid=496
https://kobe-junin.jugem.jp/?eid=505

よりさん さんのコメント...

ブログ拝見しました。
貴兄の歩かれたコースは私もよく歩くコースです。②のコースの水道施設の西側から竹林を横切ってマルハチへ行き、買い物を済ませて①のコースで帰ります。