2025年11月18日火曜日

干し柿作り

 ご近所から渋柿を沢山頂きました。西区の岩岡に親戚が住んでおられ、季節ごとにいろんな野菜を頂きます。有難いことです。


渋柿にもいろんな品種がありますが、縦に長い、いわゆる干し柿用の品種です。私は大喜びです。干し柿は大好きだし、それを作るのも懐かしい思い出です。子供の頃をを思い出します。

干し柿にするには、へたのところにT字型の枝を残して切り取るのですが、まっすぐに切ってあって吊り下げるのが難しいのもあります。頂いたものですので、文句は言いません。早速、皮をむいて吊るしました。吊るす前に熱湯に10秒ほど浸けて殺菌します。昨年からこのようにしています。


吊り下げるのが難しいのは、籠に入れて干しています。これでも十分乾くと思います。2週間ほどすれば一応完成ですが、私はよく乾燥したのが好きなので1か月ほど干します。こうすれば保存もききますし、料理に使えます。サラダに入れるととても美味しいのです。

大部分は干し柿にしたのですが、若干はあわし柿にしました。渋を抜くのです。色んな方法がありますが、私はへたのところを焼酎に浸し、ビニール袋に密閉しておきます。2週間もすれば美味しく食べることが出来ます。


都会の生活は便利ですがこのような楽しみがありません。神戸はまだ、田舎が残っています。このような楽しみが出来るのは、この年になってみると実にありがたいことです。

2025年11月15日土曜日

生姜の収穫

 家の前の畑に植えた生姜を堀上げました。この生姜は昨年収穫した生姜を種芋として、今年の春に植えたものです。生姜はいろんな料理に使えて、家内が重宝しています。

          


よく見ると蕾のようなものが出来ています。以前ハワイのお土産にジンジャーを頂き育てたことがあります。綺麗な白い花が咲き、良い香りがあたり一面に漂ったものです。その蕾に似ています。しかしそれは花用のジンジャーで根は辛くもないし、食べることが出来ません。


調べてみると、生姜も花は咲くことがあるそうですが、非常にまれで、生姜栽培の人でも一生に一度見ることがあるかどうかというほどだそうです。せっかくなので蕾を切り取って花瓶にさして育てています。花が咲くと良いのですが、蕾がふくらむ様子は今のところありません。


          

さて生姜の芋ですが、掘り出してみると種芋と、それから新たに分岐した新生姜に分かれています。色が茶色くてしわしわのが種芋(ひね生姜)で、白くて瑞々しいのが新生姜です。ひね生姜は辛くていろんな料理に使えますが、新生姜は辛みが少なくお寿司のガリのようなものに使います。しかし保存しておくとひね生姜になります。

 

少しは来年の種生姜用に保存しておいて、残りは生姜を惜しみなく使って料理してもらおうと思っています。循環農業です。




 





2025年11月12日水曜日

いきなり団子に似たものを作ってみました

熊本の郷土菓子「いきなり団子」は美味しい団子です。九州展で買って以来、その素朴な美味しさにはまっています。 物産展で買うと1個が300円くらいしますが、サツマイモと餡子を小麦粉で包んで蒸しあげた素朴なお菓子です。


似たようなものを作ってみました。ネットでレシピを見ると、大体は同じですが細部にはいろいろ違いがあります。田舎の家庭で作られていたものですから、家庭によって作り方もそれぞれでしょう。


私なりに作ってみました。サツマイモを1cmくらいの輪切りにして皮をむきます。餡子を載せて皮で包みます。皮は白玉粉と薄力粉を半々で耳たぶくらいの柔らかさにします。それを蒸し器で20分ほど蒸します。それだけです。お客さんがいきなり来ても、さっと作れるからいきなり団子です。


身近にある材料で簡単に出来、美味しいので私は毎年作っています。知人に差し上げても喜ばれます。サツマイモが採れる秋のお菓子です。



2025年11月7日金曜日

ギターの先生の偲ぶ会がありました

 私がギターを習い始めたのは小林勝夫先生でした。勤めて1年半ほどすると少し余裕が出来、友達に誘われて始めたのがギターでした。今はもう無くなりましたが、三宮にあった白蘭楽器店の2階で習いました。週1回、仕事が終わると友達と待ち合わせてレッスンに通ったものでした。


それ以来、場所はあちこちと移りましたが、最後は先生の自宅での個人レッスンでした。仕事の都合で、日にちや時間を都合してもらえて、永く習うことが出来ました。また、お弟子さんの合奏もあり、その練習で色んな方々と知り合えました。


阪神淡路大震災の翌年、小林先生がお亡くなりになり、暫くは悶々としていたのですが、小林先生の弟子の金谷幸三さんに習うことになりました。金谷先生はパリに留学し、帰国して東京国際ギターコンクールで3位入賞されたギタリストです。元町の華道の家元が経営している文化教室でした。


しかし、その教室も無くなりまた先生を失いました。今は一人で以前習った曲をさらっていますが、一人での練習は難しいものです。




小林先生がお亡くなりになってから、そのお弟子さんたちが集まって毎年偲ぶ会を開いています。今年も昨日、塩屋のティンカーベルという喫茶店で集まりました。この喫茶店のマスターが小林先生の弟子で、毎年日程調整や連絡などお世話してくださっています。

美味しいコーヒーを飲みながら、近況を話し合ったり、ギターの演奏をしたり楽しい時間を過ごすことが出来ました。金谷先生も参加されていて、日ごろの練習の際の疑問点について話すと、ギターで実演しながら指摘して頂きました。また、何曲かを披露して頂きました。いつ聴いても素晴らしい演奏です。


非常に有意義な半日を過ごすことが出来ました。マスターの鈴木さん、有難うございました。これからも永くこの会が続きますように。






2025年10月29日水曜日

大変な騒ぎになっています

アグリを迎えて3日経ちましたが、生活が一変しました。


ペットショップで見たときはほんとにおとなしい穏やかな子で 、これなら育てやすいと喜んでいたのですが、我家に来て慣れてくると本性を現しました。抱っこするとおとなしくしているのですが、部屋に放つと興奮するのか、走り回って大変です。


パテラと聞いていたので、足に負担がかからないよう家内がマットを敷き詰めたのですが、どこがパテラかと思うくらい走り回ります。ショップでは狭いケージに入れられていたので、広い部屋が開放感があって自由に出来るので喜んでいるのでしょう。


それに問題なのはトイレです。カーペットやマットの上でしてしまいます。ケージの中と外の2か所にシーツを敷いたトイレを入れているのですが、なかなかうまくいきません。そのたびにカーッペットやマットを取り換え洗濯です。一日に何回洗濯するやら……!


前のアグリもムサシも家の中でのトイレトレーニングは失敗。必ず散歩でトイレを済まし、家の中ですることは無かったのです。早く散歩に連れ出そうというのですが、家内がトイレのしつけをしておかないと後々困ると言って反対しています。確かに雨の日などは家の中でトイレを済ませれば助かりますが、すぐに覚えるようには見えません。焦らずゆっくり。



生活が一変し大変なことになっていますが、犬が家にいる楽しさには替えられません。これから一緒に暮らしてゆくのです。気長に良い関係を作ってゆきます。




2025年10月25日土曜日

新しい子が来ました

 アグリが亡くなってから2年、ずっと後悔の念で過ごしてきました。7歳しか生きられなかったことに何とも言えない悔しさと情けなさがありました。アグリの写真を見るたびに楽しかったあの時を思い出していました。


それ以来柴犬を見るたびにアグリのことを思い出し、また一緒に暮らしたいという思いに、またあんな悲しい思いは二度としたくないという気持ちが勝っていました。しかし、数日前ペットショップで可愛い女の子に出会いました。一目惚れです。

          


78歳になって犬を飼うのは無責任だと言われそうですが、息子夫婦が、私達が面倒を見られなくなった時には、自分たちが面倒を見ると言ってくれました。今日その子を迎えました。名前はアグリです。天寿を全うできなかった前の犬と同じです。


引き渡しに息子たちも来てくれました。手続きに長くかかり、申し訳なかったですが、文句も言わず付き合ってくれました。

我家に入ると、早速おしっこをして家内がぞうきんをもって大変でした。しばらくはすきまに入って隠れていましたが、そのうち徐々に出てくるようになりました。無理もありません、全く環境が変わるのですから、大変な不安と緊張だったと思います。



親と離れ、何度もペットショップを変わり、また知らない家に入れられるのですから、無理もありません。しばらくそっと静かにしておいてやりたいものですが、どうしても触ってしまいます。犬の気持ちになってそっとしておいてやります。

 











2025年10月19日日曜日

紫蘇の実を食べたことがありますか?

 畑に紫蘇を植えていましたが、穂が出てきました。それに伴い。葉もゴワゴワして硬くなってきました。終わりのサインです。紫蘇はコンテナに植えたのですが、昨年の種が落ちて畑の至る所から生えています。

穂先を天婦羅にしてみました。美味しいですが、筋が残ります。また油の取り過ぎになるので、沢山は食べられません。家内がシソの実を佃煮にして御飯にのせると美味しいと言います。早速作ってもらいました。




穂をしごいて実を外すのですが、辛気臭い仕事です。穂の上から下へしごくと取れやすいのですが、面倒なのでしたから上へとしごくと時々穂が切れてしまいます。家内と一緒に何とか器1杯分回収しました。


これからは家内の仕事です。茶色い海葡萄のような佃煮が出来上がりました。早速御飯にかけて食べてみました。手間のかかる料理ですが、素朴で美味しいものです。珍味として販売もされているようです。右側が紫蘇の実、左が辛くなってそのままでは食べられないシシトウの佃煮です。


自分が育てた野菜は、最後まで食べてやりたいものです。




2025年10月9日木曜日

1個だけ収穫

 自家採種して毎年飢えている宿儺かぼちゃですが、今年は1個だけ収穫できました。家の前の幅50㎝くらいの細長い畑に、ゴーヤと一緒に植えました。


最初は雄花ばかりで雌花が咲かなかったのですが、秋近くなると次々と雌花が咲き始めました。しかし、結実しません。やっと1個だけ大きくなりました。昨年は5~6個も収穫したのに、今年は散々です。猛暑のせいでしょうか?


貴重な宿儺かぼちゃです。一月ほど置くと熟して美味しくなるそうなので、それまで飾っておきます。


採種して来年こそは沢山収穫できるよう頑張ります。

2025年10月5日日曜日

多井畑のカネタタキ神事

 私の住んでいる隣りの多井畑集落には「カネタタキ」という神事が伝承されています。数百年前からその年の豊作、安泰を願って行われている伝承神事です。旧暦の8月13日、新暦では10月4日の夜に行われます。今では、神戸市の無形民俗文化財に指定されています。



絣の着物を着て手拭いを頭に巻いた子供達が白足袋、草履を履いて行進します。多井畑厄神の社務所を出発した子供達は、当屋と呼ばれるその年の当番の家に向かいます。そこで長い竿の先に付けられた行燈を振りながらその家の安泰を歌い上げ、行燈を先頭に太鼓や鐘を叩き、歌いながら厄神まで行進します。


         


その歩き方や歌い方にも古くからのしきたりがあり、子供達は1週間前から夜に練習に通います。私の孫娘もこの行事に参加させてもらい練習に通っていました。本来は多井畑集落の子供が対象だったのでしょうが、少子化などで子供が少なくて、近隣の氏子以外の子供も参加するようになったのです。

このような伝承行事を続けてゆくのは大変です。地区の役員さん達は、子供たちの着物や草履の準備も大変です。身長も足の大きさもバラバラです。また、夜の練習の際のお茶やお菓子、歌や行進の指導などもやんちゃ盛りの子供相手ですから忍耐が要ります。


昨日の本番では約100人位の子供達の行進で盛り上がりました。子供達は練習した通り粛々と進みましたが、付き添いの親たちは何とか近づいて写真に撮りたいと、列に割り込んだり行列の邪魔をしそうな方がいたのは残念でした。



神事が終わって解散する時には、子供達は沢山お土産を貰ってきました。これだけ気を付けて準備をしていただいた地区の役員さん、氏子の方々には本当に有難うございました。子供達も伝統の大切さを実感したと思います。これからも長らくこの神事が続いてゆきますように願っています。














2025年10月3日金曜日

銀杏がたくさん落ちています

 近くの公園や神社に黄色い銀杏が落ちています。あんなに暑かった夏も、秋色に染まってきました。自然の摂理はすごいものです。


私は木の実などが落ちていると拾わずにはいられない性格です。田舎育ちのせいでしょうか?都会で育った人は拾うなんてことは考えないでしょう。

 



せっかく拾った銀杏ですが、皮をむいて中の種を食べるのですが、その処理が厄介です。何も知識がなかった頃、銀杏を素手で処理して酷い目に遭ったことがあります。漆など樹木には触るとかぶれてしまうものがありますが、銀杏もその一つです。手足についた汁でかぶれ、アレルギー性皮膚炎になり、それが全身に広がる自家感作性皮膚炎に移行し、治療に長い期間かかりました。


もうこりごりと思ったものですが、落ちているとまた拾ってしまうのです。今度は手袋をつけ、慎重に作業します。果肉を洗い落とし笊に広げ、干して乾かします。



スパナで皮を割り、薄皮のついた実を取り出します。鍋に少量の水を入れ銀杏を転がしながら茹でると薄皮がはがれ、黄緑色の綺麗な実が出てきます。そのまま食べても良いし、ご飯を炊くときに入れると、美味しい銀杏ご飯が出来上がります。家内はおせちに重宝しています。




2025年9月22日月曜日

多井畑竹あかりプロジェクト

私が住む多井畑地区は神戸市の西部、垂水区と須磨区にまたがる自然が多く残っている田園地帯です。ここではその自然を生かしたいろんなプロジェクトが立ち上がっています。私と家内も放置竹林の整備と活用を進めるプロジェクトに参加してきました。



今回、 多井畑厄神で竹あかりプロジェクトが開催されているので行ってみました。これは放置竹林を伐採し、その竹をランプに加工してその灯りで地域を盛り上げようとするものです。

多井畑厄神は私たちの散歩コースで、アグリがいたときには毎日のように通っていました。静かな樹々の下で樹木の香りをかぎ、鳥の声を聴くのが何よりの楽しみでした。アグリがいない今は思い出の場所に行くのが辛く、何となく足が遠のいていたのです。

厄神の階段にはワークショップで作った竹の灯篭が並びます。境内には竹あかりの様々なオブジェが並び幻想的な雰囲気を醸し出しています。私もワークショップに参加したかったのですが、諸般の事情で出来ませんでした。せめて本番だけは見たいと思ってやって来ました。


祭日は賑わうが普段は静かな境内が、多くの人であふれていました。このイベントをどこで知ったのかと思うほどでした。


震災後戸建てを持ちたいと探していた時に、自然が多く残っているこの地が気に入り申し込みました。利便施設が近くになく、車を擱けば買い物難民になりそうな不安はありますが、地域の人も温かく、歴史のあるこの地域が好きなので、出来るだけ地域の催しに参加し、盛り上げてゆきたいと思っています。


 

 







 





2025年9月14日日曜日

敬老会に行ってきました

 敬老の日は9月15日(祝)ですが、私の住んでいる地区は今日敬老会がありました。高倉台ふれあいのまちづくり協議会の主催です。ふれあいのまちづくり協議会とは地区の自治会、婦人会、老人会、民生委員協議会など各種団体の集合体です。


以前は65歳以上の老人が対象だったのですが、昨年から75歳以上が対象になりました。高齢者が増えてきて、対象を絞ったのでしょう。私も参加しました。自分では老人と思っていないのですが、客観的には78歳は立派な老人です。

来賓の挨拶に続いて、中学生の一弦琴演奏、児童館OBのトロンボーン演奏、沖縄の三線、笛の演奏、開館で稽古をしているダンスなどのパフォーマンスが続きました。市会、県会、国会議員も大きな名札を首からかけて参加していましたが、顔を売ってしまうとさっさと引き上げてしまいました。敬老会の梯子でしょう。嫌なものを見たという気持ちだけ残りました。



パフォーマンスは日頃の練習の甲斐あって素晴らしいものでした。やはりどこかで発表の機会があると練習にも頑張ります。


私も若い頃ギターを習っていましたが、発表会があると一生懸命練習したものでした。本番では上がってしまって上手く弾けませんでしたが。


この敬老会のため、大勢の皆さんが準備、後片づけをしていただいて有難うございました。楽しい半日を過ごすことが出来ました。










 









2025年9月13日土曜日

秋の味覚、秋刀魚

 今年は秋刀魚が豊漁だそうです。しかも大きい。温暖化や海流が影響しているらしい。新聞やニュースでしばしば取り上げられています。しかし大きいのは今のうちだけで、秋も深まると小型化するらしいです。


早速買ってきました。魚屋の店頭には大きさの様々な秋刀魚が並んでいます。確かに見たこともないような大きな秋刀魚もあります。しかし価格も一匹400円を超えます。こんなのを焼けば美味しいだろうとは思いながら、2匹で400円くらいのを購入しました。

早速塩を振りグリルで焼きました。家内は神経質なので、頭や内臓を取り除きます。私は内臓こそ美味いので二つに切ってグリルに入れます。


焼き上がりました。大根おろしで頂きました。美味い!スダチがあれば良かったのですが…。初物です。予想が外れて、これからもずっと大きな秋刀魚が取れますように。


2025年8月31日日曜日

黄色いゴーヤを食べています


 ゴーヤが次々に実をつけ始めましたが、葉の裏に隠れていることが多く、緑の時は見つかりません。黄色く熟してやっと見つけることができます。実が小さい時からこまめにチェックしておけば良いのですが、それがなかなか難しいのです。



そんなわけで我が家ではいつも黄色いゴーヤを食べています。負け惜しみではないのですが、私は黄色いゴーヤの方が好きです。シャキとした感触は無くなりますが、苦みが少なく甘くて柔らかいのです。お店で売られてないのを食べるのも家庭農園の楽しみです。昨日はゴーヤスクランブルと豚肉の黒酢あんかけ、庭の大葉で巻いて食べました。



今年もゴーヤと一緒に宿儺かぼちゃを植えました。小さな実をつけるのですが、なかなか大きくなりません。岐阜・高山の特産ですが、数年前にご近所から頂いてその美味しさに感動し、それ以来自家採種しては毎年栽培してきました。素人の家庭菜園で出来るのが自慢でした。



今年の異常な暑さのせいなのか、受粉が上手くいってないのか、今年は上手く育っていません。何とか大きく育ってほしいものです。