奥須磨公園に数年前から黒い野良犬が住み着いています。人目を避けて潜んでいるのか、あまり見かけることは無いのですが、時々姿を現します。
餌を与えている人がいるらしいのです。決まった所に餌を置かれているのを何度か目撃しました。しかし、公園には野良猫もたくさんいます。野良猫は人目に付くところでもお構いなしに走り回っています。猫が餌を横取りしてしまいそうです。
私はその犬を「クロ」と呼んでいます。野良なのでいろんな人が勝手にそれぞれ名前を付けています。
今年は夏は猛暑だったし、台風も何度も襲来し、クロはどうしているのかと心配していたのです。
今朝、アグリと公園を歩いているとワンワンと吠える声が聞こえます。この公園ではあまり吠える鳴き声を聞かないので、確かめようと声のする方へ行ってみました。
クロが丘の上から通りかかった犬に吠えているのです。元気に吠えている姿を見て安心しました。吠えてはいるものの、決して人には近づこうとはしません。しばらく様子を見ていましたが、そのうち何処かへ姿を消しました。
阪神淡路大震災の時は沢山の犬が主人、住処を失い野良になりました。今でも思い出すと心が痛みます。クロはどのような事情で野良になってしまったのか。誰にも懐こうとせず孤独に生きています。
元気な時は良いのですが、老いたり病気や怪我をした時のことを思うと心配です。これからどうするのだろう。
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