2023年1月29日日曜日

えんどう豆の定植

 春にえんどう豆を食べたいとずっと思っていました。エンドウ豆にはスナップエンドウと、さやえんどうの2種類があります。どちらも美味しくて春を味わう旬の野菜です。


さやえんどうは昔からあるエンドウ豆で、スナップエンドウは数十年前に開発されたエンドウです。昔、春に田舎に帰った時、畑でエンドウが沢山実を付けていて、いくらでも採って帰っていいよと言われて、一生懸命に実を採ったものでした。さやえんどうでした。その味が忘れられません。

そのようなわけで、昨秋庭にスナップエンドウの種を撒きました。さやえんどうも植えたかったのですが、レタスが陣取っていて場所がありません。それでさやえんどうはポット蒔きにして室内で育てていました。日が当たる日にはデッキに出して日光を当てていました。

今日レタスを食べ尽くしたので、さやえんどうを定植しました。今まで室内で過保護に育てていたので、寒い路地に出すと弱ってしまわないか心配です。上手く育ってくれると良いのですが…。えんどう豆は春を告げる野菜の代表です。まだ寒い日が続きますが、元気に育って4月頃には沢山実をつけてくれるのを期待しています。








2023年1月20日金曜日

多井畑厄神にお参りしてきました

 日本最古の厄神と言われている多井畑厄神は我が家から1㎞ほどの距離です。ほとんど毎日アグリとの散歩で行っています。正月18日、19日、20日は例祭です。一年の厄を落としにお参りするのです。 昔から人々に信仰されていたのでしょう。


私の田舎では一年の大きなお祭りでした。山の上の岩に登って厄年の人がお金やお餅を撒いて、地元の子供たちに拾ってもらって厄を落とすというのです。子供達にとってはお小遣いを得る貴重な機会なのです。小学生までの子供が対象です。小学校も登校扱いにしてくれました。


その日は朝早くから懐中電灯をもって山に登ったものです。参道には的屋がお店を並べ、賑わっていました。覗きカラクリやガマの油売りのようなものまでありました。刀で自分の腕を切って血を見せて、軟膏を塗るとたちどころに傷が癒えるというのです。今でも鮮明に覚えています。お札を硬貨に換える 両替屋も出ていました。


多井畑厄神も近辺では有名な厄除け八幡宮です。私がここに越してきた頃には、厄神祭は大変な人出で賑わっていました。車も数珠つなぎで、名谷、須磨駅からの臨時バスも大変な人込みでした。



今日お参りして、ずいぶん変わったものだと驚きました。人出もさほどではなく、的屋も数年前の1/4ほどです。サザエのつぼ焼きやおでんなど飲食を伴うお店が全く無いのです。たこ焼きや、私がよく買っていた生姜の砂糖漬けの店も出ていません。

これもコロナの影響かと思われます。縁日が無くなって商売もできなくなったのでしょう。的屋さんも廃業した方が多いと思います。  寂しい限りです。臨時バス乗り場もガラガラです。


本殿にお参りし、ひながたに家族3人の名前と年齢を書いて流してきました。本当は占いや神頼みは信じていないのですが…。それでも伝統行事は大切に守っていこうと思っています。


早く元通りに賑わいが戻りますようにお願いして多井畑厄神を後にしました。





2023年1月11日水曜日

かぶら寿司、食べてみました

 先週漬け込んだかぶら寿司を食べてみました。最初はブリを挟んだのですが、後でサケも追加しました。サケは二日後から食べることが出来るそうなので、ちょうどブリの期間と合いました。


取り出してみると、ちょうどよい具合に熟れています。ブリの白身とサケの赤身が綺麗です。金沢の近江町市場で売られていたのと同じように美味しそうです。

娘から貰った下呂温泉のにごり酒で頂きました。にごり酒も清酒と同じ17度ですが、口当たりが良いのでアルコールに弱い家内も喜んで飲んでいました。

ブリのかぶら寿司は、ブリ独特の脂っこさが抜けています。ブリの身がしまっていて口当たりが良いのです。サケのかぶら寿司は柔らかくさっぱりしています。家内はこちらが好みです。寒い北国の素朴な味を堪能しました。


こんなに美味しいのなら、毎年手作りしようと思います。





2023年1月5日木曜日

かぶら寿司作り

数年前金沢へ旅行した際、金沢名物のかぶら寿司を食べて感激しました。元来発酵食品が好きなのですが、琵琶湖のフナ寿司、富山のへしこ、大島のくさやなど魚類の発酵食品には目が無いのです。


かぶら寿司なら作れるのではないかと、昨年から挑戦しています。 本来のかぶら寿司はカブにブリを挟み込んで発酵させたなれ寿司ですが、昨年は鯖のきずしを挟みました。手間を省いたのです。ネットで調べると、サケを挟むのもあるようです。色が綺麗だと思います。


今年は本格的にブリで作りました。ます、ブリを塩で締めて3日ほど置きます。カブも塩漬けして同じく3日ほど置きます。ここまでが下準備です。


漬け上がった頃にお米(うるちともち半々)を炊いて、麴を加え発酵させます。これが一番厄介なのです。50度くらいで8時間~10時間保温するとご飯が発酵して漬け込みOKとなります。


昔は保温ジャーという便利なものがあったのですが、今そんなものはありません。昨年は炊飯器の保温機能を使ったのですが、温度が高すぎて麹が死んでしまいました。今年はペットボトルにお湯を入れ、ご飯の入った容器と一緒に毛布で包んでおきました。湯たんぽの代用です。上手くゆきました。










これからが本格的な漬け込み作業です。ぶりをお刺身くらいの大きさに切って、2~3時間甘酢に漬けておきます。それをカブに挟み込みます。ご飯を敷き、そこにブリを挟んだカブを並べます。ご飯を載せてまたカブを並べます。またご飯を載せて、人参と昆布の千切りを載せれば出来上がりです。




寒い場所に1週間ほど置くと食べることが出来ます。美味しいお酒と一緒に味わうと大変美味しいのです。1週間後が楽しみです。

















2023年1月4日水曜日

明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます。2023年が始まりました。


この数年間はコロナ禍で不自由な生活を強いられてきました。また、昨年はロシアのウクライナ侵略で世界に混乱がもたらされ、未だ収まっていません。今年は伸び伸びとした、穏やかな生活が戻ってくることを望みます。


さて、家内は昨年の暮れからおせちの準備に取り掛かり、今年も立派なおせちが出来上がりました。ここ数年、おせちは今年で最後と言いながら、年末が来るといそいそと準備に取り掛かります。

材料の確認、買い出しから始まり、下準備、調理と2~3日かかります。レシピや過去の写真を確認しながら調理します。私も簡単な仕事は手伝います。大晦日の夜には3段のお重が埋まりました。


12月になると、おせちの広告が沢山入ります。綺麗に盛り付けていますが、結構な価格です。また、早くから作り置きするので、味が濃く、馴染んできた我が家の味には及びません。また一番の欠点は、食べると穴が開き補充することが出来ないことです。見事なのは食べる前だけです。

昔は正月3ヶ日はお店が閉まっていましたが、最近はお店を開けるところが多くなり、おせちを作る家庭も減っています。伝統は失われつつあります。我が家はおせちが大好きなので、毎年作っていますが、年々しんどくなり、いつまで続くことでしょう。核家族の結果です。


元旦には娘と孫たちが顔をみせてくれました。二日には息子家族が来て、患者さんが落ち着いているからと珍しく泊まっていきました。

それぞれ新しい一年が動き始めます。私たちはアグリと三人、静かなお正月を楽しみます。