2018年9月27日木曜日

奥須磨公園のクロ

奥須磨公園に数年前から黒い野良犬が住み着いています。人目を避けて潜んでいるのか、あまり見かけることは無いのですが、時々姿を現します。


餌を与えている人がいるらしいのです。決まった所に餌を置かれているのを何度か目撃しました。しかし、公園には野良猫もたくさんいます。野良猫は人目に付くところでもお構いなしに走り回っています。猫が餌を横取りしてしまいそうです。


私はその犬を「クロ」と呼んでいます。野良なのでいろんな人が勝手にそれぞれ名前を付けています。


今年は夏は猛暑だったし、台風も何度も襲来し、クロはどうしているのかと心配していたのです。


今朝、アグリと公園を歩いているとワンワンと吠える声が聞こえます。この公園ではあまり吠える鳴き声を聞かないので、確かめようと声のする方へ行ってみました。


クロが丘の上から通りかかった犬に吠えているのです。元気に吠えている姿を見て安心しました。吠えてはいるものの、決して人には近づこうとはしません。しばらく様子を見ていましたが、そのうち何処かへ姿を消しました。


阪神淡路大震災の時は沢山の犬が主人、住処を失い野良になりました。今でも思い出すと心が痛みます。クロはどのような事情で野良になってしまったのか。誰にも懐こうとせず孤独に生きています。


元気な時は良いのですが、老いたり病気や怪我をした時のことを思うと心配です。これからどうするのだろう。

2018年9月23日日曜日

おいでやすカーニバル

神戸聖隷福祉事業団の施設で、毎年秋分の日に開催されるおいでやすカーニバルに行ってきました。


幾つかの福祉施設がありますが、その活動は普段は知ることが出来ません。私は身体的、知的障害を持たれている方達と接する機会がほとんどない生活を送っています。その様な方達と接する良い機会です。



中央のイベント会場ではブラスバンド、チアダンス、手話、コーラスなどいろんなパフォーマンスが行われています。また、バザーや模擬店も沢山出店しています。



バザーは良いアイデアだと思います。自分が不要な物でも必要とする他の人に使ってもらうことが出来るのです。「捨てればごみ、活かせば資源」という標語を見たことがありますが、上手く言ったものです。


その収益が福祉活動に資されるのですから、リサイクルバザーのような値切り交渉はありません。



私は施設の方が製作された切り絵とフェルトボール2個をゲットしました。この切り絵は毎年一つづつ手に入れています。おそらく同じ作者でしょう。素朴な作品ですが、味わいがあります。


ボールは孫のもねとアグリ用です。もねもアグリもおもちゃが大好きです。きっと喜んで遊んでくれるでしょう。家内と娘は名物の印度カレーとサモサを買っていました。


雨が続いていたのに、今日は良い天気で盛況でした。楽しい半日を過ごすことが出来ました。

2018年9月22日土曜日

ジンジャーの香り

庭にジンジャーが咲きました。7~8年前ご近所からハワイのお土産に球根を頂いたのを庭に植えたのです。生姜の仲間ですが、食用ではなく花を観賞するのです。


毎年沢山花が咲き良い香りを放っていたのですが、余りにも増えすぎた為一昨年植え替えました。昨年は花が咲かなかったのですが、今年花を咲かせました。



数日雨が続き庭に出ていなかったので、気付くのが遅く、少し萎れていました。
早速切り取って玄関に飾りました。



何とも言えない良い香りが漂います。蘭が育てられている温室に入ったようです。



市販の芳香剤とは一味も二味も違います。しばらくは良い気分でいられそうです。

2018年9月18日火曜日

久しぶりの旗振山

アグリとの散歩で久しぶりに旗振山に登りました。家内は蛇が怖いので、夏場は山に行けないのですが今朝は一緒に出かけました。出会うことはほとんど無いのに。
旗振山から見た須磨海岸



台風21号の強風のため、多くの樹木が倒れたり折れたりしていました。登山道の樹が倒れるときに、根元の土砂まで持って行くので道幅が狭くなり、何年か後には馬の背になりそうな個所もあります。




登山道のあちこちにキノコがニョキニョキと顔を出しています。秋を実感する風景です。子供の頃、山にキノコ採りにゆくのが楽しみでした。その頃はどのキノコが食用で、どのキノコが毒茸かよく知っていました。


図鑑で調べたわけでもないのですが、祖母、母などに教えてもらって覚えたのです。正確な名前は知りませんが、白茸、黄茸、ロウジ、芝ハリ、シメジなどを沢山採ったものです。



今山にあるキノコには手を付けようとは思いません。毒キノコを食べて中毒死でもすれば笑い者になります。


アグリは山に来ると急に元気になります。野性が騒ぐのでしょう。両側が崖の所ではハーフパイプのように走ります。リードをぐいぐい引っ張って家内では制御できません。

お気に入りの切り株でお座り。おやつを貰います。幼犬の頃からこの株が好きなのです。


彼岸花が咲いていました。曼珠沙華とも言います。私が子供の頃田舎では墓地などによく咲いていました。「火事花」と言われていて、摘んで家に持って帰ったりするのは禁忌でした。白い品種もあります。綺麗な花なのに可哀そうなことです。





2018年9月12日水曜日

掛け時計の修理

掛け時計が止まってしまいました。
40年前に公社の分譲住宅に当選し引っ越した時に、職場の仲間からお祝いに贈られたものです。



新しい電波時計を購入しましたが、独身時代の思い出の時計を捨ててしまうのが忍びなく、修理して使うことにしました。実をいうと以前にも動かなくなって修理しているのです。




修理するといってもムーブメントを付け替えるだけです。東急ハンズに行って材料を買ってきました。誠時のSP200です。





風防を外し針を引き抜きます。ムーブメントを取り外し、新しいムーブメントを取り付けます。針を取り付けます。どのムーブメントがこの時計に合うのかを間違えなければ、簡単な作業です。針が文字盤や風防に当たらないように調整します。




作業は短時間で終わりました。しばらく様子を見て、正確に動くなら壁に掛けます。材料費で新品の時計が買えますが、思い入れのある時計はどうしても捨てられないのです。





2018年9月9日日曜日

敬老会に参加しました。

近年敬老の日が解らなくて困ります。昔は9月15日だったのですが、2003年から9月の第3月曜日になりました。今年は17日です。成人の日も同様に毎年変わります。


無理に月曜日にして休日を連続させなくてもいいのに。これでは単に休日を増やす意味しかないようです。本来の祝日の意味が薄れそうです。


高倉台と多井畑南町の敬老会が高倉会館で開催されました。70歳以上のお年寄りがお祝いしてもらいます。私も昨年から参加しています。


主催は自治会、老人会等が主体となった「まちづくり協議会」です。この日のために、企画、運営していただいたのも、招待者と同じような年代の方々です。有難うございました。本来ならば私も主催者側の1人として、何かお役に立つべきでした。


敬老会のプログラムは、中学生の須磨一弦琴の演奏、落語、女子大生や学童児童のダンス、地元のボランティアーの腹話術、和太鼓、舞踊など色とりどりの興味あるパフォーマンスでした。皆さんこの日のために練習を重ねられたと思うと、頭の下がる思いでした。


ただ、県会、市会議員の来賓の挨拶が多く長いのにはうんざりしました。その人たちは挨拶が終わるとそそくさと退場してしまいました。売名行為の場と考えているのでしょう。主役は誰なのか、一考を要します。


警報のでる雨の日、楽しい半日を過ごし、お祝いのお菓子を頂いて解散しました。来年もよろしくお願いします。

2018年9月4日火曜日

もねとアグリ、仲良し

柴犬は気性が激しく、幼犬の時から可愛がってもらっていたご近所の人にも唸るようになって困っています。成長するにつれて本性が出てくるのでしょう。


しかし、時々しか来ないもねに対しては、穏やかに接しています。主人とは思っていないでしょうが、仲間くらいに思っているのでしょう。


今日は台風21号で大荒れの天気ですが、昨日の夕方は穏やかな天気でした。葡萄を取りに寄った娘と孫のもねを連れて、アグリの散歩に出かけました。高倉中央公園で一休み。


ベンチでもねとアグリが楽しそうに遊んでいます。ペロペロ、アグリの甘えるときの表現です。言葉で表せないので、仕草で表します。


もねも小さい時から動物に接していれば、感受性豊かに育ってくれると思います。言葉を話せない動物の気持ちを理解する、大切なことです。

神出ぶどう園

昨日、久しぶりに郊外へドライブしてきました。神戸市西区の神出観光ぶどう園です。



市街化調整区域で田畑や果樹園が多く、穏やかな地区です。稲穂が黄金色に実り刈取りを待っています。もう少しすると畦畔には柿の実が色付き、ススキがなびきます。




近くにはJAの兵庫楽農センターがあり、ここでは農業体験が出来、地産野菜の販売所、レストランなどもあります。軽食の販売があれば木陰で食べるのも楽しいのでしょうが、有りません。レストランの営業に障るからでしょう。




ぶどう園ではぶどう狩りも楽しめますが、アグリと一緒なので残念。葡萄を買って、園内を散策しました。



栗の木があり、先日の台風の為か未熟果が通路に転がっています。中には実が入っているのもあり、少し拾って帰りました。よく見ると虫食いの穴が開いています。これでは商品になりません。



のどかな田園風景を楽しんで帰路に着きました。涼しくなれば孫を連れてハイキングも楽しいだろう。



帰ってから栗を茹でて食べてみましたが、熟する前に落ちてしまった実は、食べられたものではありませんでした。秋を感じることが出来れば良いのです。


2018年9月2日日曜日

秋の気配

今年の夏の猛暑は耐え難いものでした。それでも9月になって、暑さが少しましになったかと思うと、ここかしこに秋の気配が感じられます。


アグリとの散歩中に、秋の印を見つけました。


藪の中から蔓が伸びて、それに楕円形の実が沢山ぶら下がっていました。アケビです。都会の人は何だかわからないでしょうが、田舎育ちの私にはすぐ判るのです。


子供の頃、稲刈りの手伝いをしていて、山に入ると紫色のアケビが樹にぶら下がっているのを採って食べたものです。バナナのような食感ですが、黒くて堅い種が一杯詰まっています。物のない田舎だから食べましたが、神戸では誰も採らないでしょう。食べられることも知らないでしょう。


街路樹の下に椿の実を大きくしたようなのが落ちていました。割れて栗のような実が飛び出しています。栃の実です。栗に似ていますが、先端のとんがりが有りません。




山深い所では、栃の実の鬼皮をはいで水にさらして灰汁を抜き、栃餅を作ります。素朴で美味しいお餅です。私の好物です。



神戸で見るのは珍しいですが、時々街路樹に植わっています。山間部育ちの方は懐かしいと思います。




アグリと歩いていると、眼には彩かに見えないけれど、秋は確実にやって来ています。