2019年11月27日水曜日

奥須磨公園の水鳥

今年も奥須磨公園の池に冬の渡り鳥がやって来ました。


最初に渡って来たのはカルガモです。11月の初めころには数匹姿を見せましたが、今では十数匹に増えています。



次に渡ってきたのはホシハジロです。頭が茶色で胴体のはねが白色です。カモの仲間は雄と雌で大きな違いがあるのが多いのですが、ホシハジロはよく似ています。胴体の羽の色が少しくすんでいるのが雌のようです。写真では良く判りませんが。



オオバンもやって来ました。黒くて嘴が白いのがオオバンです。鶏のように首を前後に動かして泳ぎます。潜るのも得意です。


マガモもいたように思うのですが、逆光と遠くにいたので確認は出来ませんでした。マガモの雄は頭が緑で、首輪の様な白い線があります。雌は目立たない地味な黒褐色の鳥ですが、カルガモより一回り小さく、嘴の黄色い線がありません。





奥須磨公園の池の主のアオサギです。季節に関係なくいます。じっと佇んで仙人のようです。



 今日はカイツブリも確認出来ましたが、あいにく写真は撮れませんでした。カイツブリは水に潜った所からかなり離れたところに上がってきます。潜水能力に長けています。


これから毎日アグリの散歩に奥須磨公園に行きます。水鳥の観察が楽しみです。


大きな望遠レンズを付けたカメラを持った方を見かけます。カワセミ狙いです。カワセミはめったに見ることが出来ません。私は今秋になって一度、湖面すれすれに飛んでゆくのを観察しました。


カメラマンの方に聞くと昔はもっと度々見ることが出来たそうです。開発の少ないこの地方でも住み難くなっているのでしょう。残念なことです。

2019年11月19日火曜日

のじぎくが満開!

アグリとの散歩で「のじぎくの丘」へ行ってきました。六甲連山の西の端、横尾山の麓にボランティア団体「よこお森もりの会」が、山の斜面を開拓してのじぎくを植えています。





横尾山の周回路で綺麗なのじぎくが咲いていると心が和みますが、許可を得て活動をされているのかと思うことがあります。


迷惑をかける行為ではないのですが、こんなことを思うのは役人根性が抜けないからでしょう。


のじぎくの丘には3種類ののじぎくが植わっています。花弁が白、黄色、ピンクです。白いのが一般的なのじぎくです。。


黄色いのは珍しいですね。ピンクのは家菊とのじぎくの交配種だそうです。花が咲く前から区画割をされていましたので、知識と経験のある方たちなのでしょう。



大輪の菊も綺麗で素晴らしいですが、道端にそっと咲くのじぎくが好きです。素朴で質素で目立ちませんが、強い菊です。道端に生えているのを、摘んで帰って飾っています。









2019年11月18日月曜日

庭がスッキリ!

庭には木蓮とコブシの樹が3本植わっています。この家に越して来た年にグリーンフェスティバルの緑化イベントで貰ったものです。


ぐんぐん大きくなり、春には綺麗な花を咲かせ、夏には緑の葉が茂り暑い日差しを遮り、冬には葉を落とし日光を通します。自然の仕組みは素晴らしいと思っています。


しかし住宅地の庭で日当たりが悪いせいか、日光を求めて枝が上へ上へと1年に2メートルほど伸びます。ほっておくと天まで届くのでは。


そこで毎年秋には選定が欠かせません。先日から剪定に取り組みました。ついでに生垣のウバメガシが伸びていたので一緒に剪定しました。裏の家がフェンスを立てたので、ウバメガシの生垣は不要になったので、切っても良いのですが。


スッキリしました。剪定した枝葉はクリーンセンターへ持ち込みました。以前は小さくカットしてポリ袋に詰め、可燃ゴミに出していましたが、センターへの持ち込みを知ったのでぐんと楽になりました。


来年、又同じ作業をしなければと思うと気持ちがふさぐのですが…。

2019年11月14日木曜日

ギター仲間の集い

今日は塩屋のカフェ、ティンカーベルで「小林先生を偲ぶ会」の集まりがありました。カフェのマスターであり、小林先生の生徒だった鈴木さんのご厚意で、ここ数年はこの場所で開催しています。


個人レッスンだったので、発表会や合奏の時しか顔を合わせることがなかったのですが、同窓という意識があって気の置けないメンバーです。


家内と一緒に参加してきました。家内は生徒ではなかったのですが、小林先生をよく存じあげており、他の生徒さんたちとも親しくさせて頂いています。


今はギターを弾いていない人もいますが、継続して弾き続けている仲間もいます。私も右手の親指がばね指になって以来ギターから離れているのですが、そろそろ再開したいと思っています。


ティンカーベルはレコードやCDも豊富で、アットホームなカフェです。仲間の方のギターやウクレレの演奏などもあり、楽しい会話が続きました。またコーヒー好きの私は、何杯もお替りをしてしまいました。


往路は地道で、復路は山越えで帰りました。今は出発地点が須磨浦公園になりましたが、以前は塩屋が六甲全山縦走の始点でした。旗振山~おらが山を通って我が家に着き、塩屋往復が13,000歩でした。久しぶりに心地よい山歩きでした。

2019年11月9日土曜日

クチナシの花と実

くちなしの花を知っていますか?


公園や街路樹に植栽されていて、初夏に白い可憐な花を咲かせます。またその香りが何とも言えない良い香りです。歩いていて良い香りがするのは、早春の沈丁花か初夏のくちなし、秋の金木犀です。


くちなしは秋には赤い実をつけます。この実は天然の着色料となります。子供の頃、お餅をつくのに、もち米を蒸すときにくちなしの実を砕いて入れておくと、綺麗な黄色に蒸し上がるのを見ていました。
家内は、おせち料理の栗きんとんや、くちなしごはんを炊いて、きれいな色を楽しんでいます。

黄色く着色するためにサフランのめしべを採種したことがありますが、ほんの少ししか採れず、がっかりしたことがあります。それに比べくちなしは実用的です。


私の経験からですが、くちなしは実をつける木が限られていて、大きく育っていても全く実をつけないのもあります。また小さな木にも実が付いている場合もあります。くちなしの花には一重と八重があって、八重は実を付けないということです。


今日の散歩の途中に、花を付けているのに出会いました。秋にも時々花を付けます。珍しいので摘んで帰って、家で香りを楽しんでいます。

2019年11月4日月曜日

山の珍味、アケビ、ムベ

アグリと散歩中に、以前から見つけておいた山の珍味を採ってきました。


アケビムベです。一見よく似ていますが別物です。どちらも春に花が咲き、秋には卵位の大きさの実をつけます。


実だけ見ると良く似ています。しかしアケビの実は熟すると縦に割れますが、ムベは割れません。


それに葉が違います。アケビは落葉樹ですが、ムベは常緑樹です。つやつやしていて濃い緑です。近所に自生しているのはミツバアケビです。葉が3葉です。本来のアケビは5葉で、果実は熟すると紫色になるようですが、ミツバアケビは褐色です。




家内と一緒に食べてみました。アケビはバナナの様な果肉に黒い種がたくさん詰まっています。果肉はねっとりしています。



ムベはゼリーのような果肉で同じく黒い種がたくさん詰まっています。さっぱりしています。種はムベの方が少し大きいようです。


ムベというのは変な名前ですが、むべなるかな(もっともだな)から付いたといういわれが伝えられています。不老長寿の精力剤だったというのです。



どちらも今となっては珍しい果実です。今ではお店に美味しいお菓子が山とあります。


現代っ子は山に自生しているアケビやムベは食べないでしょう。食べられることも知らないか、怪しい果実を食べて中毒にでもなったら大変だと思うでしょう。