2019年11月4日月曜日

山の珍味、アケビ、ムベ

アグリと散歩中に、以前から見つけておいた山の珍味を採ってきました。


アケビムベです。一見よく似ていますが別物です。どちらも春に花が咲き、秋には卵位の大きさの実をつけます。


実だけ見ると良く似ています。しかしアケビの実は熟すると縦に割れますが、ムベは割れません。


それに葉が違います。アケビは落葉樹ですが、ムベは常緑樹です。つやつやしていて濃い緑です。近所に自生しているのはミツバアケビです。葉が3葉です。本来のアケビは5葉で、果実は熟すると紫色になるようですが、ミツバアケビは褐色です。




家内と一緒に食べてみました。アケビはバナナの様な果肉に黒い種がたくさん詰まっています。果肉はねっとりしています。



ムベはゼリーのような果肉で同じく黒い種がたくさん詰まっています。さっぱりしています。種はムベの方が少し大きいようです。


ムベというのは変な名前ですが、むべなるかな(もっともだな)から付いたといういわれが伝えられています。不老長寿の精力剤だったというのです。



どちらも今となっては珍しい果実です。今ではお店に美味しいお菓子が山とあります。


現代っ子は山に自生しているアケビやムベは食べないでしょう。食べられることも知らないか、怪しい果実を食べて中毒にでもなったら大変だと思うでしょう。





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