2011年11月27日日曜日

ムサシの経過、良好

つつじが丘動物病院へ行ってきました。病院へ入ると痛いことをされると警戒するらしく、そわそわして落ち着きません。血液検査のため採血をするのですが、ムサシは暴れて大変です。何とか4人がかりで抱きかかえ採血を終えましたが、手や腕を引っかかれて傷だらけです。こんなに暴れているのはムサシだけです。

検査の結果は順調に数値が下がっていました。抗生物質の投与を止めたので食欲も出て一安心です。しかし、安心はできません。いつ急変するか分らないとのことです。



庭に出てムサシと遊びました。ボールにじゃれていました。いつまでこんなに楽しい時間を持つことができるのか、考えれば切なくなります。せめて、ひと時ひと時を大切に過ごしたいと思っています。

2011年11月20日日曜日

神戸文学館

神戸文学館で、没後40年 高橋和巳 人と文学という講演がありました。


高橋和巳、これは私にとって苦い、切ない、どうしようもない時代の中での忘れられない名前です。あの時代の言いようのないむなしさが、これほどまで長く私の意識を動かしているとは思わなかった。もう済んだことと思っていたはずでしたが。


先着50名というのですぐに予約をして、今日行ってみると10名くらいの中年~老年の方々が参加されていました。講師は東口昌央氏で、年譜に従って作品を解説されました。私はもう忘れかけた作品を何とか思い出しながら彼の心の移ろいを聴いていました。


高橋和巳を取り上げる人はもうほとんど居なくなっています。過去の人です。作品も1作品を除いてすべて絶版です。古書店でしか手に入りません。




大学が封鎖中で何もすることがなく、下宿で何とか心の支えをと読んでいたころが思い出されます。それが今はどうなったかわかりません。実家に送った本はすでに捨てられているでしょう。手元にはほとんど残っていません。


講師の解説で、当時、全共闘を支持し孤立した彼にも利己的な一面が見えるとの指摘があったが、出版された以外の資料を示しての指摘には事実の一端があるのかも知れないが、’73年生まれの講師で、その時代を資料だけで分析する者に何が解るかという思いでした。

2011年11月13日日曜日

少し元気になりました

昨日動物病院へ行ってきました。尿と血液の検査をしました。血液を採る際に暴れるのは毎度のことです。私の両手は引っ掻き傷だらけ。

検査の結果は良好でした。尿は綺麗になっていて、正常です。血液も尿素量は少し多いものの、CRE(腎濾過量)が正常値にもう一息というところまで下がってきました。ほっとしました。

今のところ薬でなんとかこの状態が保たれています。あまり神経質にならず、しかし変化を見落とさず、ムサシと一緒にゆったりとした心持で頑張っていこうと思います。

このまま悪くなり続ければ…と思うと不安な毎日でしたが、改善しているというので気持ちも明るくなりました。

家内も今朝はサンドイッチを作る気になり、久しぶりに豊かな朝食を楽しみました。

ムサシを庭に出すと、転がっていた野球ボールを咥えて走り回っていました。こんな姿を見ているとほっとします。

2011年11月9日水曜日

パソコンがついにダウン…もうだめです

最近調子の悪くなったパソコンを何とか騙しだまし使ってきましたが、もうだめです。限界です。

先日も使っている途中にブチッと電源が切れ、再度電源を入れて立ち上げると「このような現象が最初なら兎も角、何回も起こるようなら物理的な故障の可能性が大です」というメッセージが出ました。もう何回も同じ現象が起きており、OSを入れなおしてリセットもしたばかりです。

日立のサービスにも電話をして状況を話したのですが、「部品の保障期間は6年間ですでに過ぎており、修理に出されても直る保障はありません」との冷たい返事でした。こんな返事を聞くために有料サポートに2,100円も支出した自分が情けなくなりました。

しかしよく我慢して使ってきたものです。2,002年製ですから約10年です。老体に鞭打って頑張ってくれたのですが、もう限界です。

このブログも何とか騙しながら書いていますが、先ほども固まってしまいまったく操作不能になりました。週末にでもお店に行ってきます。

2011年11月5日土曜日

ムサシの検査結果

今日病院へ行ってきました。血液と尿を検査しましたが、少し数値は良くなっているようです。

しかしここに来るとどんなことになるのか分かってきたようで、血液を採るのが大変でした。私と家内、助手の女性とで動かないように押さえているのですが、暴れていうことをききません。先生も辛抱強く何回も注射針を刺しなおして試みましたができません。最後は男性の治療助手の方の手も借りてやっとの思いで採血しました。

療養食を食べなくなりました。よほど不味いのでしょう。普通食と混ぜたり、肉汁をかけたりしていろいろ試すのですが、あまり効果はありません。薬もヨーグルトやささみに混ぜて与えようとしますが、器用に薬だけ吐き出します。こんな器用さがあったとはびっくりです。クリームチーズでコーティングして何とか飲ませていますが、いつまでうまくいくことか…。

最近はいつもムサシと一緒にいないと気が休まりません。部屋の中でもムサシの様子を見ていないと不安です。ムサシもじっと私や家内を見ています。

夜中でも目が覚めると、左手を伸ばしてムサシを捜します。毛むくじゃらの体に触れると、しばらく手を置いて体温を感じます。呼吸する感触が判ると安心して眠りにつきます。

2011年11月3日木曜日

ムサシと庭で過ごしました

庭の剪定作業を再開しました。ウバメガシの生け垣、日向夏、白樺の剪定が今日の仕事です。

午前中から始めたのですが、終わったのは日も暮れかけた頃でした。

ムサシも私達の足元で作業につき合っていました。とにかく一緒に居たいのです。

庭の畑に残っていたピーマンの枝から葉を摘みっとっていると、横に来てじっと作業を見守っていました。可愛いものです。ピーマンの葉は佃煮にするのです。本当は葉トウガラシで作るとピリ辛の佃煮になるそうですが、トンガリでも出来るようです。先日試しに少し作ってみたのですが、結構いけました。

いま家内が茹でた葉を刻んで調味料で煮詰めています。良い匂いがしてきました。味見をしてみると、やはりクセがなさ過ぎて頼りないようです。

今日は結婚記念日なので、外食でもと思っていたのですが、ムサシがこんな状態なので、家で食べようとワインを冷やしています。

ムサシ療養中


検査の結果ムサシは腎臓の機能が劣っていること、膀胱に何らかの異常があるかもしれないことが判りました。早速療養食に切り替え、朝夕投薬を始めました。



可哀そうなのは療養食が美味しくないようなのです。ヒルズの「PRESCRIPTION DIET k/d」という製品です。このフードを入れると恨めしそうな顔をして見上げてくるのです。「ごめんね、これしかダメなんだよ」と言うとしょんぼりして食べ始めますが、途中で食べるのを止めてしまいます。よほど不味いのだと思います。
あまりに可哀そうなので、ささみを湯がいた汁をかけてやると何とか食べ始めます。薬はチーズに包んで飲ませます。












以前よりも一層ムサシ中心の生活になりました。家内はずっとムサシに寄り添っています。私も出来るだけムサシと一緒の時間を作るよう努めています。






昨日は家内が庭の片づけをしていましたが、ムサシも一緒に庭に出て、あちこち臭いを嗅ぎまわって、自分の領域に猫等が立ち入っていないか偵察をしていました。





柴犬は家の中よりも外が似合います。本当はもっと広い自然のなかを自由に走り回らせたいのですが無理なことです。


これからはムサシの療養生活を日記の中心に据えたいと思っています。




半年前はこんなに元気だったのに(私はヘルペスでひどい目に合っていましたが……)