2011年2月9日水曜日

最後の畑

11年半借りてきた貸農園を止めることにしました。


自分の手で育ててみたかったのです。手伝いはしましたが、自分で育てたことはなかったのです。田舎で育ったことが影響しているのでしょうか。


最初の年はジャガイモがビックリするほど採れました。玉ねぎも大きな段ボールにいっぱい採れました。夏野菜はトマト、ピーマン、キュウリ、ゴーヤ、茄子、冬瓜、瓜、冬野菜は白菜、大根、カブ、人参を栽培し、また他人と比べられないように、ウコン、生姜、ヤーコン等他の人が作らないものにも手を出しました。野菜を作っていると、一度に沢山採れます。ご近所にお裾分けしたり、いろんな料理のバリエーションを考えたりと家内も大変でした。


全部手作業なので、鍬で耕すのが一苦労。夏の暑い時期は水をかけないと可愛そうなので、早朝や、勤めが終わった夜に通ったこともあります。思い出は尽きません。畑仕事を一人でするのは辛いものです。休みと言えば畑、レジャーを楽しむ訳でもなく家内も良く付き合ってくれました。




また、ムサシを連れていくことが多く、ムサシも畑では寛ぐのかバッタを捕まえたり、穴を掘ったりと楽しそうにしていました。

しかし、畑があると土、日曜の大部分が畑にとられてしまい、ギターを弾いたり、工作をしたりする時間がなくなってしまいます。あまり多くのことに関わるより、ゆったりした時間を作ろうと思い畑を思い切りました。



支柱にと貯めていた竹を燃やして、整理し、成長途中の野菜を土がついたまま箱に入れて自宅の庭の畑に移植しました。家族の思い出がいっぱい詰まった畑ともお別れです。楽しい思い出をたくさんありがとう。

一番下の写真はター菜です。中国野菜の一種で畑ではべたっと地面に張り付いているのですが、切り取ると丸まってマリ藻のようです。水に漬けると一層丸くなります。面白い野菜です。





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