2013年2月3日日曜日

長田神社、追儺式

今日は節分。子供が居た頃には豆まき、巻きずしをして厄払いをしたものですが、今年は長田神社の追儺式に行くことにしました。

長田は阪神淡路大震災で大きな被害を受けた街ですが、新しい街づくりを目指して様々な試みがなされました。その中には効果の挙げているもの、計画倒れなもの様々ですが、一方では古くから伝わる伝統行事が綿々と続いています。


長田神社は日本書紀にその名を見ることが出来る由緒ある神社です。歳旦祭、夏祭り、薪能、神幸祭など主な行事がある中で、節分の追儺式は古式豊かな伝統あるお祭りです。私も40年近く神戸に住んでいながら、いまだにお参りしたことがなかったのです。震災後はクスノキで万福グージーモニュメントという親しみやすいキャラクターも作られました。




追儺式は室町時代より続く、昔の立春を祝うお祓いの行事で、数々の不幸や災いをもたらすものの象徴である鬼を追い払って、健康や繁栄を願うお祭りだそうです。


長田神社の鬼は7匹いるのですが、私が見ることが出来たのはそのうちの5匹でした。格上の餅割鬼、尻くじり鬼は残念ながら来年に残して置きます。鬼役は地元の氏子が扮するのですが、事前に練習を重ね、当日には須磨の海岸で海に入って身を清めて、神事に臨むそうです。このような伝統行事を守り続けるのは大変なことです。関係者の皆さんのご努力に敬意を表します。





いつもは家内が巻き寿司を巻くのですが、2人しかいないので手間をかけるより、お店で豆と寿司を買ってきました。何となく味気ないですが、鬼は外、福は内。


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