2016年4月5日火曜日

身欠きにしんの煮付

2月頃の寒い時でした。スーパーの店頭でおばさんが段ボール箱を広げて露店を出していました。覗いてみると魚の干物やちりめん等が並んでいます。干物が大好きな私は素通りすることが出来ません。それに、寒い露店で店番をしているおばさんが気の毒になって幾品か購入しました。

その中に身欠きにしんがあったのを忘れていました。以前家内が炊いて、お弁当に入れてくれていたのが美味しかったので、また食べたいと思って買ったのです。

ネットで処理の仕方を調べ、炊くことにしました。下処理は私が担当し、味付けは家内に任せました。ネットによると、あの固い身欠きにしんを生のままかじって食べているという人がいました。北海道出身者に多いのです。ビール瓶でたたいて柔らかくして食べるそうです。

私はレシピどおり米糠に一昼夜漬けたのをお茶で湯がき、醤油と砂糖で煮ることにしました。子供の頃、時々食べていたように思います。

私が子供の頃、鮮魚と言うものを食べた記憶がありません。塩干物ばかりでした。冷蔵庫が無かった頃のことなので仕方ありません。秋刀魚は開きで食べるものだと思っていました。、そのままの姿の秋刀魚を食べたのは田舎を出てからでした。

美味しそうでしょう。懐かしい味です。これを肴に美味しい日本酒を飲むのは至福の時です。

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