2019年10月19日土曜日

アサギマダラは来るか?

散歩の途中にフジバカマとヒヨドリバナが咲いている箇所があります。アサギマダラの好物です。


アサギマダラは大型のアゲハチョウで、渡りをすることで知られています。関東、東北地方から南下し、沖縄、台湾までも渡ると言われています。


フジバカマ
途中にフジバカマやヒヨドリバナの咲いている所で休憩し、又南下を続けるのです。丁度今頃、西日本を通過する頃です。運が良ければアサギマダラが飛来するのを見ることが出来るのですが…。


フジバカマもヒヨドリバナも湿地に生えている草に紛れてしまいそうで、そんなに特徴のある植物ではないのです。事前に知識が無いと通り過ぎてしまいます。


私も何回も散歩の途中で観察したのですが、アサギマダラに出会ったことはありません。よく晴れて風が無い、それに時期が10月初旬~中旬に限られていますので、見つけることが出来れば超ラッキーなのですが。


ヒヨドリバナ
フジバカマとヒヨドリバナはよく似ていて区別をするのが難しいのです。花の色が違います。フジバカマはピンクですが、ヒヨドリバナは白です。また葉の形で区別がつくと言いますが、異形種も多く確実ではありません。散歩の途中の両花は葉の形では区別できませんでした。


確実なのは葉を少し乾燥させて嗅いでみることです。フジバカマは桜餅の様な香りがしますが、ヒヨドリバナにはありません。香りに敏感な家内は確実に、鈍感な私にも区別ができました。


広い日本を南下の途中、上空で微かな香りを嗅ぎ分け集まって来るなんて神業です。アサギマダラの能力は神秘的です。私達人間はそんな能力を進化の途中で失ってしまったのでしょう。


花の植わっている場所は覚えています。また来年以降も観察を続けます。いつか出会えたら嬉しいのですが。





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