2022年5月8日日曜日

我が意を得たり「虎杖(イタドリ)の料理」

 4月16日のブログにスカンポを食べたことを書きました。こんな野草を食べるのは我が家だけかと思っていたのですが、5月6日朝日新聞朝刊「食の職人」欄に、京都の和食料理店の主人がイタドリに関する思いと料理法を載せておられます。


京都河原町にある「御料理はやし」の林亘さん。昭和30年群馬県生まれ。京都で京料理の修業を積み、お店を開かれた方で超正統派京料理の店として有名だそうです。昔の人が食べていた土地の産物を、少し手を加えることで上品な和食に仕立て上げる料理人です。


京都のお店、京料理と聞くとなんだか敷居が高く入りにくいような気がします。特に京都人以外にとってはそんな雰囲気があります。私は京都の料理屋には、学生時代に友人に一度連れて行ってもらったことがあります。その頃を思い出しました。


彼の実家は京呉服を商っておられるお宅でしたが、彼は家業を継がず、企業に勤めた後、大阪のベビー用品のお店に婿養子に入りました。商才がある彼なので社長まで務めましたが、その会社も大手企業の資金に囲われ、今は名を残すのみとなっています。


スカンポをイタドリというのは知っていましたが、虎杖と書くのは知りませんでした。ここにその記事を載せておきます。京料理ではこの様な路傍の野草も貴重な食材にしてきたことを知り、まさに「我が意を得たり」の思いです。


イタドリの最盛期はもう終わりましたが、探せばまだ採れるかもしれません。ぜひ、林さんの料理法で食べてみたいと思います。

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