2008年3月25日火曜日

卒業式


娘の卒業式に出席しました。一人暮らしで苦労もし、人間関係に悩み、学業に打ちこみ、アルバイトで社会性を身に着けた4年間でした。女子学生の殆どが、着物、袴姿で式に臨んでいました。華やかで、にぎやかな雰囲気の中で、ふと自分の時はどうだったかと思いだそうとしましたが、ほとんど記憶に残っていないのです。勿論写真もありません。私は当日は旅に出ていて、式に間に合うように帰って来たのですが、学校は警官が取り巻いて、許可書が無ければ入れない状態でした。かすかに、リュックとキャラバンシューズを身につけて、住んでいた下宿へ歩いたことだけをぼんやりと覚えています。どうでもいいことは記憶に残らないようです。
娘たちの衣装を見ながら、普段着で出席し、晴れ着にかける費用を、途上国の子供たちに役立つことに使うほうが、よほど学んできた精神に合うものではないかと考えていました

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