2013年7月28日日曜日

墓を作りました


田舎で墓を作ることになり、兄弟が集まりました。今日が入魂式でした。


田舎では山の裾に墓地がありました。小さな集落単位の墓です。埋め墓と祭り墓がありました。同じ故人の墓が2つあったのです。10年ほど前に工業団地の開発等によって、集落全体の共同墓地が作られ、山間の墓地は共同墓地に移りました。


空いた土地に適当に墓標を立てていたのが、2畳ほどの区画に割り当てられました。そうすると一人一人の墓標を立てるのは無理です。○○家の墓という墓標と銘盤の墓を作らざるを得なくなったのです。


以前の墓地にあった故人の戒名と、私の父と母の戒名が刻まれた墓標に魂を入れるというお祭りが行われました。菩提寺の住職が般若心経を唱える中、母の遺骨を納骨して式は終了しました。こんな形式的なことをして、故人の魂がここに安住するとは思えないのですが…。


私は葬式も墓も不要と言っています。葬儀は身内だけで行い、戒名も墓もいりません。石に名前を刻んで残さなくても、死んだ記録は戸籍に残ります。偲ぶのは心の中で出来ます。



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